そのほかにも、必要な枚数のパーツをワンプッシュで取り出すことができる『あっかんべー太郎』、救急車のストレッチャーを参考にして段差を乗り越えることができるようにした台車『バッタ君Jr』など、ネーミングもユニークなからくり改善がマツダの本社工場には数多くあった。
「『ボルト戦隊取れるんじゃー』は、思いついてから約1週間、作業時間8時間ほどで試作品を作り上げました。しかし耐久性が乏しく、社内の改善専門のチームである改善班にも協力を依頼して、完成までには1か月を要しました。苦労もありましたが、自分のアイデアで多くの人の仕事が楽になり、効率が上がることは大きなモチベーションアップにつながりますし、達成感もとても大きかったですね。これからもさらなる改善にチャレンジしていきたいと思っています」(俵さん)