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インド「22歳女子学生監禁レイプ」日本人狙いの犯行手口とは

 昨年末、仏教文化を学ぶためにインドを訪れていた22歳の日本人女子学生が、自称“観光ガイド”の男6人に拉致されて1か月近く連れ回され、うち2週間にわたって監禁・レイプされる事件が起きた。

 日本では大きな衝撃が広がったが、捜査が進むにつれ新事実が次々と明らかになってきた。

「女性を監禁していたブッダガヤ近郊のパロ村のジャベード・カーン容疑者は近所の住民に“最近、若い日本人の女とセックスしている”と自慢げに話していた」(インド現地記者)

 現地旅行代理店関係者はこう語る。

「犯人グループのうち3人が流暢に日本語を話し、その中でも2人は日本人の妻を持っていた。だから、彼らは読み書きを含め、日本語が堪能。

 日本人妻との間に2人の子供を持つ主犯格のシャヒード・イクバル容疑者は現地では“日本人のシャヒード”というニックネームで呼ばれているほど、“日本女性専門”として知られていた」

 イクバル容疑者は「日本人女性を甘い言葉で誘うのが得意」(前出の現地記者)で、友人然として近づき、最後には多額のカネを奪うのが常套手段。2003年にも日本人女性相手に詐欺を行なっていた。

「その事件では、被害者の日本人女性が彼に惚れ込み、カネを渡してしまったという事情があった。彼らのグループは押しの弱い日本人女性にターゲットを絞って詐欺を働いていたようだ」(コルカタのホテルの日本人経営者)

 今回の事件も、きっかけは女子学生が宿泊していたコルカタの安宿街「サダル・ストリート」でのナンパだった。前出の現地記者が続ける。

「女子学生は地元警察に対し“男(名前は不明)とは食事を重ね、2人の将来のことを話し合うほど親密になった”と語っている。

 それから、彼女は男と一緒にコルカタから西ベンガルのディガーというリゾート地に赴き、そこで賭けカードゲームの負け分やホテル代の立て替えなど、様々な因縁を付けられてカネを奪い取られた。その際、男やその仲間たちから卑猥な行為を受けたようだ」

 その後、女性はさらに約400km離れたブッダガヤ近郊のパロ村に移動。警察発表や報道によると、冒頭のカーン容疑者の家の地下室に監禁され、2週間にわたってレイプ被害を受けたという。インドでは毎週のようにレイプ事件が報道され、日本人も狙われている。

※週刊ポスト2015年1月30日号

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