コの字型のカウンター、軽く寄りかかれる尻当て、アクセントをつけている一部煉瓦壁…、角打ちというより、おしゃれなスペイン料理店風テイストと、清潔感の感じられる空間は幸弘さんがアイデアを出したり、自ら作り上げたりしたものばかり。壁に掲げられた、50に届くつまみメニューも幸弘さんが調理する。
「どれをとっても、あっ、食べたいというメニューばかりなんですよ。以前は酒にしか興味がなかったけれど、4年間通った今では、つまみも目的のひとつになりました」(40代、卸売業)と、大好評。
「鱈の白子と豆腐煮込みなどは真鱈の白子を使って手作りしますが、缶詰などもそのままでは出さずに、例えばランチョンミートなら切ったり温めたり薬味を添えたりと、必ず手を加えています。料理するのも大好きでね。商店街の活性化も考えて、何種類かの定食を考えて、今月中にもランチも始めようかと計画しているんです」
そんな店に集まってくる心優しい酔族たちは、タカラ焼酎ハイボールが大好きだ。
「僕らの酒はまずこれから飲み始めます。甘さのない、すっきりした飲み口が好きなんです。飽きがこないんで、これから飲み始めて、結局最後までずっとこれってことが多いですよ」(60代)
「この店に来なかったら、おそらくこのさっぱりした味は知らないままだったんじゃないかな。僕の場合は次の日に残らないってことが気に入って、もうファン歴4年になります」(IT 関連)