さらに、上位のライバル機種との戦いも待ち受けている。
「ビジネスマン向けの国内製品ではパナソニック『レッツノート』の人気が高いですし、交換部品などが世界中で入手しやすいという点ではレノボの『ThinkPadシリーズ』が群を抜いています」(安蔵氏)
そして、安蔵氏がVAIOの最大のライバルとして挙げたのは、米アップルの『MacBookシリーズ』だ。
「マックブックはデザイン性も含めて一部のユーザーには熱狂的に支持されているパソコンです。いま、コーヒーチェーンのスターバックスに行くと、『MacBook Air』を広げて仕事をしている人が圧倒的に多い。VAIOもスタバに持っていきたいと思わせるような魅力あるブランドに成長してほしいと思います」(安蔵氏)
「+α」は性能よりもむしろ、外見で惹きつけるかっこよさなのかもしれない。さて、生まれ変わったVAIOが実の親を見返すことができるか。5月の発売が楽しみだ。