当日の参加者は収容人数の25%以下で実施されたようで、スタッフさんを含めても2500人以下での開催だったようです。客席もかなりゆったりと使うことができたので、前後左右の人と密になることは一度もありませんでした」(Aさん)

 客席使用のあり方にも、工夫があったとAさんは続ける。

「現地にセッティングされた座席の後ろ側には、『こちらの座席は使用できません。感染症予防のため、座席には触れないようにお願い申し上げます NR/NOMAD RECORDS』という文字が入っていて、ファンもそれをしっかりと遵守していました。

 また1回目の公演と2回目の公演で、有効席が入れ替えられていた。つまり最初の公演でファンが座った席は、2回目の公演では使用しないということです。スタッフさん含めて徹底した姿勢に触れ、ますます彼のソロ活動を応援したい気持ちが強まりましたね」(Aさん)

 公演中の様子も、コロナ以前とは打って変わって「ウィズコロナ時代」の新たなライブのかたちを感じさせるものだったという。東海地方のある県から訪れたという別のファンの女性Bさん(40代)は、ライブの様子をこう振り返る。

「ライブ中、ファンは皆マスクを着用し、飛沫が飛ばないように声も出さずに静かに聴いていました。これまでのコンサートやライブのようなコール・アンド・レスポンスは難しいですね。ライブ前には『声援を控えめに』とのアナウンスもありました。

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