汗染みも目立たないGUの吸水合繊Tシャツ
個人的には、大量の汗をかく真夏には合繊素材の服が最も適しているのではないかと思い、今年はその観点から吸水速乾の合繊素材Tシャツをいくつか買って試してみました。
と言っても、見た目があまりにもスポーツユニフォームやワーキングウェアっぽい物は却下で、あくまでもデイリーカジュアルに見える商品だけを選んでみました。ですから、スポーツテイストが強すぎるワークマンの合繊100%は今回は採りあげません。
今夏、もっとも吸水合繊100%Tシャツに注力している低価格ブランドはGU(ジーユー)でしょう。筆者は6月上旬、定価1690円から990円に値下がりしたときに「ドライユーティリティポケットビッグTシャツ」を買いました。左胸にポケットがあるタイプと、裾の両脇にポケットがあるタイプの2型があります。
素材組成は2タイプともポリエステル93%・ポリウレタン7%で“合繊の塊”といえます。着用してみたところ、非常にさらさら感があり、汗をかいても肌に貼りつかないうえに、汗を吸収しても汗染みがクッキリと出ずにボヤっと出て目立ちにくく、それでいて速乾性がありました。
これは非常に良い商品で、590円に値下がりしたときに3枚さらに追加で購入したほどです。最初に買ったのがグレー、追加したのはオリーブ、ブルーグレー、黒の3色です。今でも白と黒は590円で残っている店舗が多いので試しに購入されてはどうでしょうか。
GUでは速乾性の高いTシャツが続々
さらに、ジーユーでは「ドライ」を冠した商品があります。「ドライダブルフェイスビッグプルオーバー」です。素材組成はポリエステル75%・レーヨン20%・ポリウレタン5%となっており、夏物ですがちょっと肉厚です。そのため、夏前から投入され、定価1690円が梅雨明けのタイミングで990円に値下げされました。
Tシャツよりも分厚い生地なので、着用した感じはやや暑く感じますが、その分汗染みが表には出にくくなっています。さらに汗染みはボヤけていて目立ちにくく、速乾性も高かったのです。
そして、これの新バージョンで生地が少し薄くなった物も定価1690円で新入荷したのでこちらも買って試してみました。
素材組成はポリエステル77%・レーヨン17%・ポリウレタン6%と少し配合が変わっています。こちらはさらに夏向けで効果はまったく同じであるうえに、生地が薄くなったので暑さも軽減できます。まだ入荷したばかりで定価のみの販売ですが、購入する価値はありそうです。
サイズ感は両方とも同じですが、形や寸法が少し異なります。新入荷したほうが着丈が長くLサイズでお尻がほぼ隠れてしまいます。現在の若者トレンドであるビッグシルエットをより意識した商品となっています。