その4〈プロ野球が開幕したが、新庄BigBoss率いる日ハムの成績が低迷(仮定の話です)。するとメディアも野球ファンも、手のひらを返して新庄を批判し始めた〉
●繰り出したい大人フレーズ
「負けてても大きな話題になるんだから、やっぱり新庄ってBigなBossだね」
【解説】失礼な仮定ですみません。露骨な手のひら返しに反発を覚えたときは、被害者を全力で持ち上げたい。目の前で批判している人に言うもよし、批判のニュースを読みながらひとり言でこう呟くもよし。「お前ら、いいかげんにしろよ」と毒づいた気になれる。
その5〈5月に『シン・ウルトラマン』公開されたら、元のウルトラマン世代の言いたがりが次々にニワカ評論家になり、絶賛したりケチをつけたりでやかましい〉
●繰り出したい大人フレーズ
「次は何が『シン』になるかな。『シン・マグマ大使』かな。『シン・ブースカ』もいいな」
【解説】この映画に関しては間違いなく、「俺に言わせりゃ」と独自の視点を競うマニアックな意見が飛び交い、血で血を洗うマウンティング合戦が繰り広げられる。触らぬオタクネタに祟りなし。こんな調子のノンキなスタンスをキープするのが賢明である。ちなみに『シン・仮面ライダー』はすでに製作中で、来年3月公開予定だとか。
ほかにも、サッカーのワールドカップ2022カタール大会に向けてアジア最終予選が行なわれたり、夏には参議院選挙も控えていたりします。新型コロナウイルスとの戦いも、まだまだどうなるかわかりません。ちょっと油断すると、ニュースやまわりの言動に腹を立てる羽目になるでしょう。
5つのケースに対する対処を参考に、心を乱す事態を華麗にスルーして、平和な2022年をお過ごしください。何かに腹を立てることで充実感を覚えたい方は、ここであげた対処法とは逆の方向に突き進むと、お望みどおりの毎日になるかと存じます。