夜の入浴は良質な睡眠にも繋がる。
「入浴時の膝の曲げ伸ばしやお皿ほぐしにより、就寝時に肥満解消に有効な新陳代謝が促進されます」(同前)
布団に入った後の姿勢も重要だ。みやおか整体治療室院長の宮岡大樹氏が語る。
「就寝時にうつ伏せだと、骨盤が歪んで膝にも影響が出かねません。膝の関節は股関節や足首と関係しており、そこが捻れると膝の関節も捻れるわけです。特に膝の関節は捻れに弱く、捻れると損傷してしまう。
就寝時は極力、仰向けもしくは横向きで寝てください。仰向けの場合は、太ももの下か膝の下にクッションや枕、座布団などを入れると傾いた骨盤がまっすぐになるので、膝関節の負担軽減に繋がる。
また、横向きの場合も同様に、太ももか膝の間に挟むと少し脚が開いた状態になります。股関節は少し外向きが正常な状態なので、捻れがなくなり膝関節の負担が軽減されます」
1日が終わったら、翌朝も「膝の曲げ伸ばし」を行なうことを忘れずに。
※週刊ポスト2022年9月9日号