千代田唯

バイトAKBが解散してからも、芸能活動を続けていたという千代田さん

「いずれは私がこの神社を継ぐ」

 バイトAKBが解散してからも、芸能活動を続けていたという千代田さん。だが、そのうち本格的に神主になる道を進みたいと思うようになった。

「バイトAKBを卒業してからは、『神主アイドル』として頑張っていたのですが、中々ブレイクしなくて……。そこで、どちらも中途半端にやるのではなく、神主としてのお仕事にもっと真剣に向き合おうと思うようになりました。

 神主として実家の神社を仕切っていたのは叔父と父なのですが、そこに私も加わらせてもらって。今では3人で取り仕切っています。神主は、神様に願い事や日頃の感謝を伝えるというのが役割。なので、お宮参りや七五三、年末年始の厄払いに来られた方のご祈祷をするというのが主な仕事です。

 私の家は曾お爺さんの代からこの神社を任されていて、今は当主が叔父ですが、いずれ私がこの神社を継ぐことになると思います。戦前は女性が神主になることはできなかったのですが、戦後に女性も神主になれるようになって、今は神主の4人に1人は女性なんです。でも、女性の神主というとまだ珍しいイメージがあると思うので、女性もなれるんだということを、もっと色んな方に知ってもらいたいですね」

 芸能活動も続けているというが、それも実家の神社の繁栄に繋げたいと千代田さんは言う。

「タレントとしてイベントやメディアへ出演させていただいています。また、元々お酒が好きで、ワインエキスパートの資格を2018年に取ったことがきっかけで、『2019ミスワイン日本大会グランプリ』をいただくことができて。今は『アカデミー・デュ・ヴァン』というワインスクールでワイン講師もやっているんですよ。

 他にも、日本酒のPRイベントに参加したり、交通安全のイベントに神主として呼ばれて、安全祈願をしたり。何でもやりますというスタンスですね。うちの神社にファンの方が来てくれて声をかけてくださることもあって、芸能のお仕事が神社の知名度に繋がればいいなと思っています」

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