【個性派系】無人島と軍艦巡りで非日常を体験!
無人島「猿島」とYOKOSUKA軍港めぐり 1万1500円 はとバス
テーマ性のある個性あふれるツアーが多いのもバスツアーの魅力。中でも今回は、幕末から太平洋戦争時まで台場・要塞として利用されてきた神奈川県・横須賀沖にある東京湾唯一の無人島「猿島」をはじめ、軍艦、軍港を巡るツアーに参加。戦争遺跡を巡るのは、記者のマニアックな趣味なのだが、アクセスしづらい場所が多いのでツアーで行けるのはありがたい。
まずは猿島へ。一般人の立ち入りが禁止されていたため、自然や歴史遺産が手つかずで残されている。その魅力をガイドさんが丁寧に教えてくれるので、理解も深まる。その後、記念艦「三笠」で畏れ多くもランチ休憩をとり、アメリカ海軍や海上自衛隊の艦船を見学。充実の一日だった!
兵舎に砲台、トンネル……海を望み、自然に囲まれた中で見る歴史遺産の迫力に言葉を失う。建造物もただのレンガ積みかと思いきやフランス積みという珍しい技法なのだとか。ガイドの解説が旅に深みを与えてくれる。
現存する世界最古の鋼鉄戦艦「三笠」に乗り(写真上)、よこすか海軍カレーのランチを楽しむ。食事中は、「三笠」の歴史を解説したビデオが放映。
この日は、南極観測船として有名な砕氷艦「しらせ」が入港中で、ツアー客から歓声が上がっていた。運がよければアメリカの原子力空母ロナルド・レーガンも見られるという。
●バスツアースケジュール
8:40 東京駅丸の内南口 出発!
10:00 三笠桟橋到着。船で猿島へ(約60分滞在)
12:00 記念艦「三笠」の中でよこすか海軍カレーの昼食&見学、よこすかポートマーケットで買い物(約80分滞在)
14:00 クルーズ船でYOKOSUKA軍港めぐり(約45分滞在)
16:30 東京駅丸の内南口到着、解散
【ラグジュアリーバスで巡る夢の旅】高級バスツアーをのぞき見
『養老渓谷と鎌倉の紅葉を一度に愉しむ2日間』 25万円〜 JTB
バスツアーというと、日帰りで1万円前後という価格帯が多い。コスパがいいのも魅力のひとつだが、ニーズが多様化しているいま、贅を極めた高級バスツアーもある。
「JTBでは、豪華バス『ロイヤルロード・プレミアム』で巡るツアーを取り扱っています。予約が取りにくい宿や名店に行ったり、講師と一緒に音楽やアートの鑑賞会を行うなど、テーマ性の高いツアーを企画しています。有名な花火大会やお祭りを、特別な鑑賞席や眺望のいいホテルで楽しめるツアーも人気が高いですね。バス自体も快適な乗り心地を追求しています」
と、JTBの広報担当者。記者はそのバスを見学させてもらった。シートに設置されたパーソナルモニターではテレビやDVDだけでなく、車載カメラが映す前方の走行風景も楽しめる。
大型バスの車両に、10席(2列)のみシートを配列したゆったりした仕様。シートシェルで仕切られたシートは全席窓側の本革張り。いれたてのコーヒーなどをサービスするギャレーも備えられている。こんな豪華なバス旅、一度行ってみたい!
●バスツアースケジュール
10:00 東京駅 出発
11:00 養老渓谷で紅葉見学、大多喜「すし処 美月」で昼食
15:45 鴨川温泉璃庵宿泊
翌10:00 ホテル出発。フェリーで金谷港〜久里浜港
13:00 リストランテAO逗子マリーナにて昼食
15:00 鶴岡八幡宮参拝
18:00 東京駅到着、解散
※女性セブン2023年11月23日号