ライフ

勤務時間中、タバコを吸うのは休憩か? に対する想定問答集

「世界一の歯車へ」を標榜するUst番組「ザ・サラリーマン」。
その構成を務めるDJサエキング氏には、全国から「サラリーマン道」を極めようと思う者達から様々な相談が届く。
今回の相談者は、調査会社に勤めるMさん(男性、32歳)からの、タバコにまつわる相談だ。

***

■Mさんからの質問

私は愛煙家で、仕事中に数回は喫煙の為に席を離れます。
この前、タバコを吸わない社長が着任した事から、非喫煙者の勢いが一気に加速。しまいには「タバコの為に離席するのは業務時間として加算するのはおかしい」という議論を起し始めました。
どうやって反撃したらいいのか分かりません。

■サエキング氏の回答

「タバコの為に離籍するのは業務時間とするのは是が非か?」

俺はホワイトカラーだから、労働にある一定の裁量があり・・・・、みたいな話にすると泥沼化しますから、絶対避けましょう!

恐らくですが、最終的には“業務外”で、喫煙者の完敗です。

まあ、そんな話は総務部に任せて、自身が責められないように防御しましょう。
要するにセクハラと同じように、実際は、コトではなくヒトの問題なので、「Mさん、しょうがないわね~」と思われるようにしましょう。

なぜならば、喫煙者と非喫煙者では論点が違うため、絶対かみ合わないんです。
個人的には、サンデル教授に取り上げて欲しいぐらいです。

と言っても議論できる人達であればまだまし。おそらくこんなレベルです。
実際に私の会社であったやりとりです。

A「タバコ吸う人だけ、休憩が許されるなんて不公平!」
B「じゃあ、お前がコーヒーを淹れに行くのもNGだな」
A「コーヒーは、別に人に迷惑かけていませ~ん」
B「俺、コーヒーの香りが凄い苦手で、受動吸引して迷惑なんですけどおぉぉ」
A「男として最低!」
B「あ、今のセクハラです-」

このようにとても大人とは思えないバトルが始まります。

こんなくだらない会話をしない為にも、とにかくタバコを良くわからない肯定化をするんです。
名付けてタバコだけに「煙に巻く作戦」です。

非喫煙者との想定問答集を考えてみました。参考までに。

A「またタバコですか??」
B「タバコを吸いに行くのではない。自分の時間に火を灯すのだ」
併せて遠くの空を見つめると効果的。
相手が呆れている間に去ることができるかが成功の分かれ目だ。

A「タバコ止めなさいよ!みんな止めてるよ」
B「そんな意思が弱い奴らと一緒にするんじゃない!!」
意思が強いから吸い続けるという論陣をはる作戦だ。

もっとすごいのが、かの大女優淡路恵子。
「タバコは私の6本目の指」とまで言っている。
確かに「体の事は言ってはいけない」と小学校の先生に教わった記憶がある。

A「タバコ吸う人だけ、なぜ休憩が許されるのですか?」
B「休憩になんかなってないよ!タバコ部屋なんて狭いところで立ちっぱなしだよ」
質問の意図を全く理解できないバカ人物を演じるという、かなりのリスクを抱えなければならないが。

A「タバコばかり行って打合せ進まないじゃないですか?」
B「許されるならば、お前と一緒に仕事がしたいよ。
 でもお前にだけは、迷惑かけたくないから…」と行って去る。
 あくまで相手を想っての行動である点を強調する作戦だ。

など、かなりお調子がいい回答ばかりで、一見参考にならなそうだが、正面衝突だけは絶対回避してほしいと思っています。

さて、Mさんの俺の回答は?との声が聞こえてきそうですが、かく言う私も愛煙家です。
そろそろタバコが吸いたくなりましたので最後のアドバイスで終わりたいと思います。

「答えは、いつも紫煙の向こう側にある」

関連記事

トピックス

店を出て並んで歩く小林(右)と小梅
【支払いは割り勘】小林薫、22才年下妻との仲良しディナー姿 「多く払った方が、家事休みね~」家事と育児は分担
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
岡田監督
【記事から消えた「お~ん」】阪神・岡田監督が囲み取材再開も、記者の“録音自粛”で「そらそうよ」や関西弁など各紙共通の表現が消滅
NEWSポストセブン
「特定抗争指定暴力団」に指定する標章を、山口組総本部に貼る兵庫県警の捜査員。2020年1月(時事通信フォト)
《山口組新報にみる最新ヤクザ事情》「川柳」にみる取り締まり強化への嘆き 政治をネタに「政治家の 使用者責任 何処へと」
NEWSポストセブン
乱戦の東京15区補選を制した酒井菜摘候補(撮影:小川裕夫)
東京15区で注目を浴びた選挙「妨害」 果たして、公職選挙法改正で取り締まるべきなのか
NEWSポストセブン
愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
成田きんさんの息子・幸男さん
【きんさん・ぎんさん】成田きんさんの息子・幸男さんは93歳 長寿の秘訣は「洒落っ気、色っ気、食いっ気です」
週刊ポスト