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受付の看護師の態度が悪い病院は医者の態度も悪い可能性あり

 大病院の医療水準は高く、町医者は低い──多くの人がそう思いがちだが、病院の「格」と医者の「質」はまた別である。

 良い病院を探すには、看護師など病院職員も判断材料のひとつ。

『「大病院信仰」どこまで続けますか』(主婦の友インフォス情報社刊)を上梓した長尾クリニック院長の長尾和宏氏がいう。

「受付の看護師の態度が悪い病院は、医者の態度も悪いもの。よい病院はその病院が掲げる理念がきちっと職員ひとりひとりに行き渡っています」

 職員のユニフォームがない病院は、経営状態が悪い可能性が高いので、これまた要注意である。

「最新機器がっているからといって、よい診療所というわけではない。あくまで客寄せ道具の一つ。

 新しい医療機器が入るたびに、患者さんたちに、わざわざ“営業”の電話をかける町医者を知っているが、『医療機器の減価償却が大変だから』と本音を漏らしていた」(医療関係者)

 逆に、信頼できるのは、車椅子の介助、イベントの手伝いなどボランティアの人が多い病院だ。ボランティアをしている人のなかには、自分や家族がその病院で「お世話になったから」という人も多い。

「そうしたファンが多い、地域の人が助けようとしている病院はよい病院だといえます」(長尾氏)

※週刊ポスト2014年6月20日号

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