気のおけない友人と楽しんで使ってきたSNSで上司が友達申請してきた。まったく抵抗なく承認できる人は少ないのではないか。20~25歳、社会人歴1~5年目までの人たちに上司とSNSでつながることについて聞いたところ、「かなり抵抗ある」「やや抵抗ある」人が64%にのぼった(BIGLOBE調べ)。彼ら、彼女たちは上司からの「友達申請」にどのように対処しているのか。
●Facebookでは「制限リスト」
実名登録のためアカウントを発見されやすいFacebookでは、あまり親しくない人から友達申請を受けることが少なくない。できれば繋がらずにおきたいが、上司からの申請をあからさまに拒否するとリアルの人間関係に影響が出る不安がある。どう対処しているのか。
「上司の申請はうけますが、すぐに『制限リスト』に入れます。友だちとのプライベートにコメント入れられたくないというのもありますが、単純に見張られているみたいで気持ち悪いんです。でも、友達申請を断ったら角が立つでしょう。だから、黙って制限リスト入りです」(20代会社員女性)
Facebookの友達にはグループ分けする機能がある。自分の友達リストをみると、写真の隣に「友達」ボタンがあり、そこをクリックするとグループ分けのメニューがあらわれる。「他のリストを追加」を選択すると「制限」グループが選べるようになる。できれば投稿を読まれたくない相手を、その「制限」に追加する。
制限リストに追加したら、今度は設定を変更する。まず「プライバシー設定とツール」から、自分の投稿範囲を「友達」に、さらに「タイムラインとタグ付け」でタグ付けの確認を「オン」にして投稿や共有を「友達」に限定する。
裏側でここまで準備しておけば、友達申請を断ることなく、相手に自分のタイムラインを探られずにFacebookの利用が続けられる。