芸能

松田聖子のお宝グッズ 丸文字で書かれた直筆メッセージ

『明星』『平凡』『ヘアカタログ』のほか、『GORO』など青年向けのグラビア雑誌でも聖子特集があれば購入し、年代別に保存(写真提供/ジュンさん)

 アイドル、俳優、ミュージシャン、スポーツ選手、漫画のキャラクターなど。多感な十代のころに、何かに夢中になったこともあるだろう。そして、その人をグッズを貪るように集めるコアなファンも少なくない。

 松田聖子ファン歴40年の薬剤師の女性・ジュンさん(53才)は、当時からずっと松田聖子を追いかけており、集めたグッズは今でも保管しているという。そんなジュンさんに、集めた“お宝”について語ってもらった。

 * * *
 友達同士でアイドル雑誌の切り抜きを交換し合うのも、よくやっていました。友達は『明星』や『平凡』(平凡出版)の担当、私は『近代映画』(近代映画社)を買うのが担当でした。

 友達の何人かが好きだったのは、たのきんトリオのトシちゃん(田原俊彦)やマッチ(近藤真彦)だったので、私は聖子の切り抜きをもらいたい放題でした。

「聖子好きなら、コレあげる〜」とほかのお友達がくれるので、同じ号の同じページが10枚集まったこともありました。ただ、うちの学校はアイドル雑誌を持って行くのも禁止だったので、昼休みなどに、先生の目を盗んでこっそり交換していました。それでも見つかった場合は没収されてしまいましたけど。

 雑誌には付録が付いていることもあって、「撮り下ろしのはがき」もよく集めました。当然、もったいなくてはがきとしては使えませんが(笑い)。

 夏の号には赤いワンピースの水着や黄色いドレスを、正月号には振袖を着ている写真が付いていて、それらを手にするとテンションが上がる! いまも写真入れに入れて、保存しています。

 思えば、雑誌を買うのも大変でした。1冊500円ぐらいはしたので、あれこれ買って、雑誌までとなると、お金のやりくりが大変。だから、親には「今日のお昼、パン買うから」などと言ってお金をもらい、パンは買わずに、そのお金で雑誌を買っていましたね。

◆文具類

80年代から90年代まで中高生の定番だった缶ペン以外に、写真入りの消しゴムや下敷き、ノートなど。「全部、もったいなくて使えなかった」と未使用の状態で保存(写真提供/ジュンさん)

 アイドルグッズを学校に持って行くことは禁止でしたが、文具類だけは見逃してもらっていたので、聖子のロゴが入った缶ペンを使っていました。「お宝」の多くは未使用だけど、缶ペンだけはボロボロです。

「松田聖子」と刻印された8本入りの鉛筆や、消しゴムや下敷き……どれも思い出だらけの宝物です。

◆レコードの予約特典

アルバムレコード(LP)には決まって予約特典が。当時を思わせる丸文字で書かれた直筆のメッセージや、非売品のオリジナルTシャツが当たるキャンペーンの告知も入っていた(写真提供/ジュンさん)

 シングル、アルバムのレコードが出ると、その特典としてミニパネルやメッセージ付きのポストカードが付いてきました。そうそう、アルバムのことをLPと呼んでましたよね。

 予約特典は数量限定なので、予約開始と同時にすぐに近くのレコード店に駆け込んで予約。写真付きのパネルのほかに、聖子直筆のメッセージが書かれたカードがあったりして、本人から手紙をもらえたような気分になりました。

 それこそ、10代の私は、それだけでテンションマックス。うれしくも誇らしい気持ちになっていました。ええ、もちろん、聖子の直筆だといまも思っていますよ。

 中学時代まではそんな感じで、いま思えば、かわいいものだったかもしれません。そして、高校生になると私の聖子愛はさらに加速し、コンサートにも行くように。また、松田聖子親衛隊のレディースに入ることになり……この続きはまた今度お話しします!

【プロフィール】
ジュンさん/松田聖子ファン歴40年。親衛隊レディースメンバー。現在は薬剤師として働く一方、親衛隊仲間らとコンサートやディナーショーに出かける。24才で結婚し、1男2女の母。

※女性セブン2020年9月24日

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷の母・加代子さん(左)と妻・真美子さん(右)
《真美子さんの“スマホ機種”に注目》大谷翔平が信頼する新妻の「母・加代子さんと同じ金銭感覚」
NEWSポストセブン
トルコ国籍で日本で育ったクルド人、ハスギュル・アッバス被告(SNSより)
【女子中学生と12歳少女に性的暴行】「俺の女もヤられた。あいつだけは許さない…」 執行猶予判決後に再び少女への性犯罪で逮捕・公判中のクルド人・ハスギュル・アッバス被告(21)の蛮行の数々
NEWSポストセブン
二階俊博・元幹事長の三男・伸康氏が不倫していることがわかった(時事通信フォト)
【スクープ】二階俊博・元自民党幹事長の三男・伸康氏が年下30代女性と不倫旅行 直撃に「お付き合いさせていただいている」と認める
NEWSポストセブン
雅子さまにとっての新たな1年が始まった(2024年12月、東京・千代田区。写真/宮内庁提供)
《雅子さま、誕生日文書の遅延が常態化》“丁寧すぎる”姿勢が裏目に 混乱を放置している周囲の責任も
女性セブン
M-1王者であり、今春に2度目の上方漫才大賞を受賞したお笑いコンビ・笑い飯(撮影/山口京和)
【「笑い飯」インタビュー】2度目の上方漫才大賞は「一応、ねらってはいた」 西田幸治は50歳になり「歯が3本なくなりました」
NEWSポストセブン
司忍組長も姿を見せた事始め式に密着した
《山口組「事始め」に異変》緊迫の恒例行事で「高山若頭の姿見えない…!」館内からは女性の声が聞こえ…納会では恒例のカラオケ大会も
NEWSポストセブン
浩子被告の顔写真すら報じられていない
田村瑠奈被告(30)が抱えていた“身体改造”願望「スネークタンにしたい」「タトゥーを入れたい」母親の困惑【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
「好きな女性アナウンサーランキング2024」でTBS初の1位に輝いた田村真子アナ(田村真子のInstagramより)
《好きな女性アナにランクイン》田村真子、江藤愛の2トップに若手も続々成長!なぜTBS女性アナは令和に躍進したのか
NEWSポストセブン
筑波大学・生命環境学群の生物学類に推薦入試で合格したことがわかった悠仁さま(時事通信フォト)
《筑波大キャンパスに早くも異変》悠仁さま推薦合格、学生宿舎の「大規模なリニューアル計画」が進行中
NEWSポストセブン
『世界の果てまでイッテQ!』に「ヴィンテージ武井」として出演していた芸人の武井俊祐さん
《消えた『イッテQ』芸人が告白》「数年間は番組を見られなかった」手越復帰に涙した理由、引退覚悟のオーディションで掴んだ“準レギュラー”
NEWSポストセブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「激しいプレイを想像するかもしれませんが…」田村瑠奈被告(30)の母親が語る“父娘でのSMプレイ”の全貌【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン