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究極ED治療プロステーシス手術 薬効きにくい糖尿病患者に光

最期の手段として検討する人も(イメージ)

最期の手段として検討する人も(イメージ)

 多くの男性が悩んでいる「ED」。その治療で“最後の手段“と呼ばれるのが、陰茎にシリコン製の棒を埋め込む「陰茎プロステーシス」という外科手術だ。

 これまで200例以上の手術を行なってきた第一人者である東邦大学大森病院・リプロダクションセンター教授の永尾光一医師が語る。

「この手術を受ければ、ほとんどの人がセックス可能になります。80代後半で手術を受けた人からも、定期的に満ち足りたセックスを楽しんでいると報告を受けています」

 手術はどのように行なわれるのか。

「亀頭の部分に3cmほどメスを入れて切開し、そこからペニスの長さに合わせて加工したプロステーシス(人工器官)を挿入します。手術には局部麻酔を使い、要する時間は1時間ほど。日帰りも可能ですが、傷口が安定するまで2か月程度はセックス厳禁です」(同前)

 プロステーシスを挿入したペニスは、いわば“勃起しっぱなし”の状態。普段はペニスを下向きにしたり、柔らかい素材なので折り曲げてパンツに納めておくことになる。それに抵抗を感じる人も少なくないが、ED薬と違って勃起状態が常に確保されるため、セックスの満足度は高いという。

最期の手段として検討する人もいる

柔らかい素材で折り畳める

 特にこの手術を行なうことが多いのが、治療薬が効きにくい「糖尿病患者」だ。手術を受けた70代男性がいう。

「持病の糖尿病のせいでバイアグラなどED薬が全く効かなくなり、もうセックスは無理だと諦めていました。でもこの手術をしたおかげで、いまでも性生活を楽しめています」

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