スポーツ

セ・リーグにDH制は「導入すべき」か「不要」か 金村義明氏の答え

金村義明氏は「DH導入派」のひとり

金村義明氏は「DH導入派」のひとり

 ソフトバンク圧勝の日本シリーズの結果でまたぞろ浮上したのが、セ・リーグへのDH制導入案だ。賛否両論あるこのアイディアについて、「導入派」のひとり、野球評論家の金村義明氏が自身の見解を述べる。

 * * *
 ラミレスがDeNAの監督を辞めるとき「セはパに5年遅れている」と言いましたが、僕も全く同意見。セとパの実力の差は歴然としている。その原因は間違いなくDH制にあります。

 日本シリーズで巨人の原(辰徳)監督が不利を承知で全試合DH制を受け入れたのも、一刻も早くセでの導入を促すためでしょう。それなのに4球団の反対で来シーズンの暫定導入が見送りになってしまった。これだけリーグ間の差を見せつけられてるのに、理解に苦しみますね。

 DH制になれば野手の出場機会が増える。守備が下手だけど打力があるという選手も活躍できるチャンスがある。

 打席が回ってこないことで、完投能力のある投手も増える。それがリーグ間の大きな地力の差になっているのは明らかです。その証拠に侍ジャパンはパの投手だらけじゃないですか。

 セのほうが監督采配の妙が味わえるという意見には“ホンマかいな!?”と思いますね。中日の与田(剛)監督なんて、サヨナラの場面で野手を使い切ってしまって、投手を代打に送る迷采配をやらかしたりする。他にも不可解な継投や代打をする監督もいる。セのほうが頭脳的な野球をやっていると言いますが、とてもそうは思えませんわ。

 パでは近鉄・西武、セでは中日と、両リーグともに経験しましたが、どう考えてもDH制にはメリットしかありません。早く導入しないと、交流戦でも日本シリーズでもセはパに負け続けると思いますね。

※週刊ポスト2020年1月15・22日号

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン