茹でるだけであっという間に食べられる袋麺は、毎日の食事作りに悩む人たちの強い味方。そのまま食べてももちろん美味しいですが、具材にちょっと凝るだけでグッと豪華になります。フードコーディネーターの柳瀬真澄さんが、「のせたらごちそう」になる具バリエを教えてくれました。
ゴージャスなトッピングがレンチンで完成!『レンチンローストビーフ』
■この味に合う!→しょうゆ、みそ、塩
■作り方
【1】牛ももブロック肉300gは全体に塩、こしょう各適量をすりこみ、めんつゆ(3倍濃縮)大さじ1、おろしにんにく小さじ1/4、オリーブオイル大さじ1とともにポリ袋に入れ、常温で30分おく。
【2】 【1】を漬け汁ごと耐熱容器に入れてラップをふんわりかけ、電子レンジ(500W)で約2分30秒加熱する。肉を裏返して同様に約2分30秒加熱し、粗熱をとる。
【3】玉ねぎ1/4個は薄切りにし、さっと水にさらす。【2】を食べやすい薄さに切り、袋の表示通りに作ったラーメンに玉ねぎとともにのせ、粗びき黒こしょう少量をふる。
食感の違いも楽しめる、定番の中華味『卵ときくらげ炒め』
■この味に合う!→しょうゆ、とんこつ、チキン、塩
■作り方
【1】きくらげ(乾燥)8gは水でもどし、石づきを取り食べやすい大きさに切る。長ねぎ1/4本は3ミリ幅の斜め切りにする。
【2】卵2個は溶きほぐして塩、こしょう各少量、水溶き片栗粉(片栗粉と水各小さじ2)を加えてよく混ぜる。フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、卵液を流し入れて混ぜ、火が通ったら取り出す。
【3】 【2】のフライパンにごま油大さじ1を熱して【1】を炒め、【2】、合わせた酒、酢、オイスターソース各小さじ2を加えて炒め合わせ、袋の表示通り作ったラーメンにのせる。
海鮮の旨みと塩味で、やみつきに『鶏胸肉の明太子和え』
■この味に合う!→とんこつ、チキン、塩
■作り方
【1】辛子明太子1腹(40g)は薄皮を取り、ほぐす。水菜1/4束は4cm長さに切る。
【2】鶏胸肉1枚(200g)は皮を取ってフォークで数か所刺し、塩小さじ1/4と酒大さじ1をふって10分おく。
【3】耐熱容器に【2】を入れてラップをふんわりかけ、電子レンジ(500W)で3分加熱する。上下返してさらに3分加熱し、粗熱をとる。
【4】 【3】をひと口大のそぎ切りにして蒸し汁ごとボウルに入れ、【1】とポン酢しょうゆ小さじ1を加えて和え、袋の表示通り作ったラーメンにのせる。
スパイシーな香りが食欲をそそる『カレー麻婆豆腐』
■この味に合う!→しょうゆ、みそ、塩
■作り方
【1】豆腐1丁は水切りし、1.5cm角に切る。玉ねぎ1/2個はみじん切りにする。
【2】フライパンにサラダ油大さじ1とおろしにんにく、おろししょうが各少量を入れ弱火で炒め、香りが立ったら玉ねぎを加えてしんなりするまで炒める。合いびき肉100gを加えて中火で炒め、肉の色が変わったらカレー粉小さじ1、黒こしょう少量を加えて炒める。
【3】豆腐と水3/4カップ、コンソメ(顆粒)小さじ1、しょうゆ大さじ1を合わせて加え、ひと煮立ちしたら水溶き片栗粉(片栗粉小さじ2、水小さじ4)を加えてとろみをつける。袋の表示通り作ったラーメンにのせ、万能ねぎの小口切り適量をちらす。
ゆずこしょうの香ばしい風味が爽やか『鶏もも肉とねぎのゆずこしょう焼き』
■この味に合う!→とんこつ、塩、チキン
■作り方
【1】長ねぎ1本は6等分に切る。鶏もも肉(から揚げ用)300gは酒大さじ1、ゆずこしょう、しょうゆ各小さじ1に5分漬け込む。
【2】フライパンで長ねぎを両面焼き色がつくまで素焼きして取り出す。同じフライパンにサラダ油小さじ1を熱し、鶏肉を皮目を下にして中火で2分ほど焼く。
【3】焼き色がついたら裏返してふたをし、弱火で8分ほど焼く。長ねぎとともに、袋の表示通り作ったラーメンにのせる。
シャキシャキ食感がアクセント『豚肉と高菜炒め』
■この味に合う!→塩、しょうゆ、みそ、とんこつ
■作り方
【1】高菜漬け100gはさっと洗って粗みじんに、豚こま切れ肉120gはひと口大に切る。
【2】フライパンにごま油大さじ1を熱して豚肉を焼き、肉の色が変わったら高菜を加えて炒める。
【3】めんつゆ(3倍濃縮)小さじ1を加えて炒め合わせて袋の表示通り作ったラーメンにのせ、白炒りごま大さじ1をふる。
【プロフィール】
柳瀬真澄さん/フードコーディネーター。広告・雑誌・書籍など幅広い媒体で、レシピ考案やスタイリングを行う。著書に『ゆるラク自炊BOOK』(宝島社)など。
取材・文/平井薫子 撮影/玉井幹郎
※女性セブン2021年5月6・13日号