鍋に牛乳と具材を入れ火にかける。ひと煮立ちしたらざるに上げ、流水でざっと洗う
料理好きの俳優・升毅は、自宅マンションの隣室を借りて、仲間たちと芝居の話をしながら酒が呑める「居酒屋」を月2回ほど開催しているという。そんな升が、コリコリした食感のハツと柔らかいレバーにしょうがを利かせ甘辛く煮たとっておきを、振る舞ってくれた。
「ほどよい弾力でコリコリとした食感のハツと、柔らかく滑らかな舌触りのレバーを一緒に煮付ける、居酒屋の定番メニューです。僕はハツが大好きで、焼鳥屋でもハツばっかり注文しちゃうほど。ハツやレバーを家庭で料理する時は、下処理の際に牛乳で煮るひと手間をかけると、臭味がとれます。甘辛いタレにしょうがの風味が利き、日本酒や焼酎がすすむ一品です」（升）
さらに、升の珠玉のレシピを、以下に紹介したい。
居酒屋の定番メニューを家庭でも「鶏レバー・ハツ煮」
■材料（2人分）
鶏レバー・ハツ…合計300g
牛乳…500ml
水…200ml
A［顆粒だし…小さじ1、酒…大さじ2、しょうゆ…大さじ3、みりん…大さじ1、砂糖…2つまみ、しょうが…1かけ、刻みねぎ…適宜］
■作り方
【1】レバーとハツがつながっている場合は切り分ける。レバーは一口大に切る。ハツは白い部分を取り除いて包丁で切れ目を入れて開き、キッチンタオルなどで血の塊を除く。
【2】鍋に牛乳と【1】を入れ火にかける。ひと煮立ちしたらざるに上げ、流水でざっと洗う。
【3】別の鍋に水を入れ、［A］とスライスしたしょうが、【2】を入れて火にかける。煮たったらアクをすくう。落としぶたをして中火で5分程煮る。火を止め、余熱で味を染みこませる。
【4】皿に盛り、お好みで刻みねぎを散らして完成。
【プロフィール】
升毅（ます・たけし）／1955年生まれ、東京都出身。主演ドラマ『旧車探して、地元めし』が映画チャンネルNECOで放送中。BS松竹東急 土曜ドラマ『お父さん、私、この人と結婚します！』10月8日夜11時～スタート。
■YouTubeで升毅の料理動画公開中（https://youtu.be/JHt48GtiPnM）
撮影／新山貴一
※週刊ポスト2022年10月21日号
