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【独占告白】4630万円男、ヒカル出資の会社で働きながら勉強中「誰かの挑戦に繋がりたい」

「4630万円男」として、メディアを騒がせた田口翔被告(写真/共同通信社)

「4630万円男」として、メディアを騒がせた田口翔被告(写真/共同通信社)

 今年4月、人口3000人ほどの山口県阿武町に日本中の関心が集まった。1人10万円の新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金4630万円を、阿武町が誤って1人の男性に振り込んでしまった件だ。再三にわたる町からの返金要請に応じず、オンラインカジノで使用していたという田口翔被告(24)は「4630万円男」として、メディアを騒がせた。

 4月8日の誤送金発覚から、5月18日に誤送金されたお金をオンラインカジノ用の決済口座に振り替えたとして電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕されるまでの約1か月間、メディアは毎日のように騒動を報じた。逮捕後も世間の関心は高く、8月1日の保釈時には田口被告の肩まで伸びた長髪が風に舞い、顔を覆い隠していたことが話題を呼んだ。

 阿武町は4630万円の返還と弁護士費用を求め提訴していたが、オンラインカジノの決済代行業者からほぼ全額を回収できたこともあり、田口被告が解決金として約340万円を支払う形で和解。現在は、電子計算機使用詐欺罪について12月27日に行なわれる第2回公判を待つ身だ。田口被告の近況について知人が話す。

「田口被告は人気YouTuber・ヒカルの紹介で、彼が出資する食品会社で正社員として働いています。ヒカルは田口被告の保釈時に迎えに来ている。田口被告はこの食品会社で宣伝業務などを担当していますが、意欲的に取り組んでいます。最初はパソコンで文字も満足に打てなかったようですが、毎日長時間の勉強を欠かさず、いまはプログラミングなど多くのスキルを学んでいる」

 山口県内にいる田口被告に話を聞いた。話題を呼んだ髪の毛は後ろでポニーテールのようにまとめていて、さっぱりとした印象を受ける。声をかけられたことに驚いた様子の田口被告は取材だと知るや、「すみません、取材の応対をしていないんですよ。ひとつ受けると次から次へと来てしまうので……」と恐縮した表情を浮かべる。しかし、取材意図を説明したところ、少し考え、「何をどこまで話していいのか僕が判断できないので、弁護士に聞いてもらってもいいですか」と口にした。

 その後、担当弁護士を通じてコメントが寄せられた。

──今年を振り返って。
「今年は、阿武町での穏やかな生活から始まり、4月8日に誤振込みの件があり、5月18日の逮捕から8月1日の保釈まで山口南警察署の留置施設の中で過ごし、その後は究極のブロッコリーと鶏胸肉(QBT)の株式会社DORAYAKIで働くという1年でした。

 多くの方々に大変なご迷惑をおかけしてしまいました。ご迷惑をおかけした方々にはあらためて心からお詫び申し上げます」

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