国内

スシロー6700万円訴訟に「つまようじマン」被害焼肉店社長も「訴訟準備中。被害額はそんなもんじゃない」本人は「何も話せないんです…」と反省しきり

「しょんべんちびったぐらい笑」とのキャプションも

「しょんべんちびったぐらい笑」とのキャプションも

 回転寿司チェーン「スシロー」の店舗で少年が店舗のしょうゆさしの注ぎ口や湯呑みを舐める動画が拡散した問題について、運営会社「あきんどスシロー」は少年側に約6700万円の損害賠償を求める訴訟を起こしていたことが報じられた。スシローは訴状の中で「今後、9300万円程度の損害が生じる見込みで、損害の発生を踏まえて請求を拡張する予定」とし、損害賠償請求を増額する方針も明らかになった。

 この“ペロペロ少年”の炎上騒動をはじめ、今年1月ごろから様々な飲食店内で「迷惑動画」の炎上が相次いだ。スシローのほか、迷惑動画の被害を受けた他の店舗はどのように対応しているのだろうか。今年2月、スシローの炎上騒動に次ぐ形でインフルエンサーに拡散され大炎上したのが、“つまようじマン”と呼ばれた30代男性2人組、室井大樹被告と礒隆彦被告だ。

「ふたりは栃木県那須塩原市の焼肉店で使用済みのつまようじを容器に戻し、その様子を撮影した動画をSNSに投稿したとして、偽計業務妨害の疑いで4月11日に逮捕された。動画内では焼肉を食べ終わったらしき男性がつまようじを使ったあと、卓上の容器に戻す行為を何度も繰り返していました。動画に映っているのが礒被告で、ネット上では“つまようじマン”と呼ばれ大バッシングを浴びました」(全国紙記者)

“つまようじマン”たちの被害に遭った焼肉店の社長は、逮捕直後の「週刊ポスト」の取材に対し、「実際、売上は3割落ちています」と被害を訴えていた。今回のスシローの対応について改めて聞くと、「スシローさんの報道はもちろん確認しました」と冷静に話した。

「6700万円という数字は世間的には “高額だ”とビックリされるかもしれませんが、我々が言えることは、『被害額はこんなものじゃない』ってことなんです。もちろんスシローさんも、賠償請求額通りは取れないだろうとはわかっていると思ってるんですけど。

 こちらは現在刑事裁判の途中ですが、民事裁判における損害賠償請求は、私達もやる方向で考えています。(被告とは)勾留以降会っていません」

 6月12日、礒被告の自宅を訪れると、父親が対応した。現在息子と同居しているとしたうえで、裁判の経過については「俺にはわからねえ」と困り果てた様子で繰り返した。

「(息子は)そりゃ反省してるよ。毎日一生懸命仕事に行ってんだから、そりゃ反省してんだべ。(裁判の経過等については)何にも聞いてねえ。そんなの、俺にはわからねえんだから(息子に)聞かねえよ。終わったことをグチグチ言ってもしょうがないんだから」(礒被告の父親)

関連記事

トピックス

二階俊博・元幹事長の三男・伸康氏が不倫していることがわかった(時事通信フォト)
【スクープ】二階俊博・元自民党幹事長の三男・伸康氏が年下30代女性と不倫旅行 直撃に「お付き合いさせていただいている」と認める
NEWSポストセブン
雅子さまにとっての新たな1年が始まった(2024年12月、東京・千代田区。写真/宮内庁提供)
《雅子さま、誕生日文書の遅延が常態化》“丁寧すぎる”姿勢が裏目に 混乱を放置している周囲の責任も
女性セブン
M-1王者であり、今春に2度目の上方漫才大賞を受賞したお笑いコンビ・笑い飯(撮影/山口京和)
【「笑い飯」インタビュー】2度目の上方漫才大賞は「一応、ねらってはいた」 西田幸治は50歳になり「歯が3本なくなりました」
NEWSポストセブン
司忍組長も姿を見せた事始め式に密着した
《山口組「事始め」に異変》緊迫の恒例行事で「高山若頭の姿見えない…!」館内からは女性の声が聞こえ…納会では恒例のカラオケ大会も
NEWSポストセブン
M-1での復帰は見送りとなった松本(時事通信フォト)
《松本人志が出演見送りのM-1》今年の審査員は“中堅芸人”大量増へ 初選出された「注目の2人」
NEWSポストセブン
浩子被告の顔写真すら報じられていない
田村瑠奈被告(30)が抱えていた“身体改造”願望「スネークタンにしたい」「タトゥーを入れたい」母親の困惑【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
「好きな女性アナウンサーランキング2024」でTBS初の1位に輝いた田村真子アナ(田村真子のInstagramより)
《好きな女性アナにランクイン》田村真子、江藤愛の2トップに若手も続々成長!なぜTBS女性アナは令和に躍進したのか
NEWSポストセブン
筑波大学・生命環境学群の生物学類に推薦入試で合格したことがわかった悠仁さま(時事通信フォト)
《筑波大キャンパスに早くも異変》悠仁さま推薦合格、学生宿舎の「大規模なリニューアル計画」が進行中
NEWSポストセブン
『世界の果てまでイッテQ!』に「ヴィンテージ武井」として出演していた芸人の武井俊祐さん
《消えた『イッテQ』芸人が告白》「数年間は番組を見られなかった」手越復帰に涙した理由、引退覚悟のオーディションで掴んだ“準レギュラー”
NEWSポストセブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「激しいプレイを想像するかもしれませんが…」田村瑠奈被告(30)の母親が語る“父娘でのSMプレイ”の全貌【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
六代目山口組の司忍組長。今年刊行された「山口組新報」では82歳の誕生日を祝う記事が掲載されていた
《山口組の「事始め式」》定番のカラオケで歌う曲は…平成最大の“ラブソング”を熱唱、昭和歌謡ばかりじゃないヤクザの「気になるセットリスト」
NEWSポストセブン