国内

《鹿児島2歳児カッター切りつけ》3月末に10人退職…“要塞”と揶揄される保育園の中で何が「口調の強い園長先生」「新卒職員が2カ月で髪ボサボサで保護者会に…」近隣住民語る10年前の異変

殺人未遂容疑で逮捕された笹山なつき容疑者

殺人未遂容疑で逮捕された笹山なつき容疑者

「あそこは要塞のように奥まっていて、中の様子が外から見えないんです。幼稚園って通りに面していることが多くて、周囲に子供たちの明るい声がもれてきますよね。これでは何が行われているか分かりませんよね」(近隣住民)──鹿児島市内の認定こども園「可愛幼稚園」で6月7日、保育士の女が2歳男児を刃物のようなもので切りつけ、殺人未遂容疑で県警に逮捕された事件。笹山なつき容疑者(21)は、他の職員とともに救護にあたっていたことも判明しているが、取り調べには『けがを負わせたことは間違いないが、殺すつもりはなかった』と供述している。また、接見した弁護士には「仕事に悩み手が出た」と明かしており、仕事で使っていた私物の小型カッターナイフで男児にけがをさせたことを認めている。

 笹山容疑者は、県内で唯一、保育科がある神村学園(鹿児島県いちき串木野市)の高等部で3年間を過ごし、その後併設の専修学校で保育士の免許を取得していた。保育の現場は、容疑者の長年の夢だった。

 学校の関係者は口を揃えて「なんであの子が……」と驚く。「うちは学園併設の保育園もあって実習もしっかりと行われており、他の学生さん含めてしっかりと社会に出て活躍できると信じて送り出しています」(学校関係者)

 そんな彼女がいちばん守るべき相手だった2歳男児に手を出したのか。容疑者は2月から同園で勤務していたが、その1カ月後から仕事について悩みを抱えていたことを自身のSNSで発信していた。同園に勤め始めてから1ヶ月が経過すると、仕事に関するものと思われる投稿が増えていく(下記の投稿内容は原文ママ)。

〈今日、クラス回す時になーんか全部うまくいかなくて、向いてないのかなって嫌になった〉(3月22日)
〈目に光がないのよ笑笑 流石に6連勤2連チャンは疲れた〉(4月7日)
〈朝4時になったら突然の腹痛がやってくる〉(4月10日)

関連記事

トピックス

会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《極秘出産が判明》小室眞子さんが夫・圭さんと“イタリア製チャイルドシート付ベビーカー”で思い描く「家族3人の新しい暮らし」
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《木漏れ日の親子スリーショット》小室眞子さん出産で圭さんが見せた“パパモード”と、“大容量マザーズバッグ”「夫婦で代わりばんこにベビーカーを押していた」
NEWSポストセブン
ホームランを放ち、観客席の一角に笑みを見せた大谷翔平(写真/アフロ)
大谷翔平“母の顔にボカシ”騒動 第一子誕生で新たな局面…「真美子さんの教育方針を尊重して“口出し”はしない」絶妙な嫁姑関係
女性セブン
六代目体制は20年を迎え、七代目への関心も高まる。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
《司忍組長の「山口組200年構想」》竹内新若頭による「急速な組織の若返り」と神戸山口組では「自宅差し押さえ」の“踏み絵”【終結宣言の余波】
NEWSポストセブン
1985年、初の日本一は思い出深いと石坂浩二さんは振り返る(写真/共同通信社)
《阪神ファン歴70数年》石坂浩二が語る“猛虎愛”生粋の東京人が虎党になったきっかけ「一番の魅力は“粋”を感じさせてくれるところなんです」
週刊ポスト
第1子を出産した真美子さんと大谷(/時事通信フォト)
《母と2人で異国の子育て》真美子さんを支える「幼少期から大好きだったディズニーソング」…セーラームーン並みにテンションがアガる好きな曲「大谷に“布教”したんじゃ?」
NEWSポストセブン
俳優・北村総一朗さん
《今年90歳の『踊る大捜査線』湾岸署署長》俳優・北村総一朗が語った22歳年下夫人への感謝「人生最大の不幸が戦争体験なら、人生最大の幸せは妻と出会ったこと」
NEWSポストセブン
漫才賞レース『THE SECOND』で躍動(c)フジテレビ
「お、お、おさむちゃんでーす!」漫才ブームから40年超で再爆発「ザ・ぼんち」の凄さ ノンスタ石田「名前を言っただけで笑いを取れる芸人なんて他にどれだけいます?」
週刊ポスト
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
「よだれを垂らして普通の状態ではなかった」レーサム創業者“薬物漬け性パーティー”が露呈した「緊迫の瞬間」〈田中剛容疑者、奥本美穂容疑者、小西木菜容疑者が逮捕〉
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で「虫が大量発生」という新たなトラブルが勃発(写真/読者提供)
《万博で「虫」大量発生…正体は》「キャー!」関西万博に響いた若い女性の悲鳴、専門家が解説する「一度羽化したユスリカの早期駆除は現実的でない」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
《美女をあてがうスカウトの“恐ろしい手練手管”》有名国立大学に通う小西木菜容疑者(21)が“薬物漬けパーティー”に堕ちるまで〈レーサム創業者・田中剛容疑者、奥本美穂容疑者と逮捕〉
NEWSポストセブン
前田健太と早穂夫人(共同通信社)
《私は帰国することになりました》前田健太投手が米国残留を決断…別居中の元女子アナ妻がインスタで明かしていた「夫婦関係」
NEWSポストセブン