ライフ

新婚夫妻宅に夜な夜な現れ情事を監視する恐怖の「2cm姑」

同居の場合、夜の生活もなかなか気を遣うもの。宮城県塩釜市のT子さん(30)の姑がとった、異常な行動とは。(女性セブン1987年6月25日号より)

* * *
「私は25才で結婚し、48才の姑と同居することになりました。
姑は35才で夫を病気で亡くし、以来ずっと孤閨を守ってきたからでしょうか、異常なほど嫉妬深く、私は、ノイローゼで食事ものどを通らない状態なのです」

T子さんのご主人は、食品加工工場に勤めるサラリーマンで、T子さんと同い年。

酒、たばこ、ギャンブルはいっさいやらないクソまじめな夫だが、あちらのほうはかなりの絶倫。

新婚以来、夫婦生活は1日おきのペースで、T子さんは夫の愛情に身をまかせて、姑の存在を完全に忘れる夜が続いたが、結婚半年めのある夜、寝室にはいっていつものように夫の胸に顔を寄せると「きょうはよそう」と夫がいいだした。

「どうして?」というと
「おふくろが聞いているんだよ」

T子さんの体をサーッと悪寒が走った。T子さんが起きて2階の寝室のふすまをあけると、なんと姑が突っ立っていた……。

嫁:「お姑さん、なんでしょうか?」

姑:「いや、ちょっと、めがねを探してましてね」

すごすごと姑は階段を降りていった。その日から、姑の異常な行動が始まった。T子さんは語る。

「姑はいつまでも寝ないで、ず~っと私たちと居間にいるんです。
それで、私たちが早く寝室にはいると、夜中の1時ごろまでトイレのドアをわざとバタンと閉めたり、冷蔵庫をひっきりなしにバタンバタンとやるのです」

嫁:「イヤだわ、お姑さん、まるで私とあなたが寝るのを、妬んでいるみたい」

夫:「おふくろの悪口はいうなよ、キミらしくもない。狭い家だし、しょうがないだろう」

それから、T子さんは夜がくると神経がイライラするようになった。姑が寝室を覗いている恐怖に襲われるようになったからだ。そして、それがとうとう現実となった。

「結婚して2年くらいしてからのことでした。
姑がふすまを2cmくらい開けて、ジーッと見ていたんです。
気がついたときは、夫は夢中で私の体の中にいましたが、姑のぎらついた目が妖怪のようで、
“ギャーッ、助けてぇ!”
と、私は思わず叫んでしまいました。しかし、姑は恍惚とした表情でしばらくジーッとそこに立っていたんです」

それからT子さんは、夫に抱かれても燃えなくなってしまった。

「あんなに寝るのが遅いのに、姑は毎朝5時に起きて、2階の私たちの部屋の前でわざわざ“エッヘン!”とせきばらいを3回くらいして、それから散歩に出かけていくのです」

つい最近のこと、T子さんが朝食の準備を始めたが、姑が帰ってくる時間にまに合わなかった。

姑:「いい年こいて、いつまでいちゃついているんだ。近所の人が笑っているよ」
それから姑は、“ここぞとばかり”に息つく暇もなく、T子さんに暴言を浴びせる。

「あんたは、人間の体をしているけど、けだものとおんなじだわよ」

「息子にいちゃつくばかりで、料理はまるでダメ。どこにいいところがあるの!」

「ほんとに高校までいって、いったいなにを勉強してきたのよ。男の尻ばかり追いかけてきたんじゃないの」

鬼のように蛇のように変貌した姑は、これだけいっても気がすまないらしく、T子さんを殴りつける始末。
そしてT子さんはとうとう堪忍袋の緒が切れた。ある日、買い物の帰りに近所の主婦とすれ違うと、
「ご夫婦仲がよろしくって、いいわねえ」
と、妙に侮辱を含んだ笑みでそう声をかけられたのだ。真相を追究してみると、予期したとおり、嫉妬に狂った姑が、近所の奥さん連中をつかまえては、
「うちの嫁ときたら、昼間はなにもしないで、夜になると激しいんですよ。もう、あられもない声をあげるので、私は毎日、すっかり不眠症で、5キロもやせました。ほんとにあんな嫁は、一生の不作ですよ。悔しいたらないよ」
と、いいふらしていたのである。

それをちょっとたしなめると、
「鬼嫁に殺される~」
と、泣き叫ぶ姑――。
T子さんの嘆きは続く。

「夫婦関係もすっかり冷えて、いまだに子供ができないのは姑のせいだと思っています。
胸の中が煮えくり返る思いで、これから先も暮らさなくてはと思うと、もう地獄にいる毎日なのです」

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
山下智久と赤西仁。赤西は昨年末、離婚も公表した
山下智久が赤西仁らに続いてCM出演へ 元ジャニーズの連続起用に「一括りにされているみたい」とモヤモヤ、過去には“絶交”事件も 
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン