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避難生活で暖をとるにはラップやアルミホイルを体に巻く

震度6強の地震に襲われた神栖市(茨城県)

地震発生当日、帰宅困難者たちが一晩施設に避難する一幕もあったが、慣れない避難生活をどう過ごすべきか。日本セイフティー災害研究所の所長・伊永勉氏に聞いた。

* * *
災害時には3日間は行政をあてにしないのが鉄則。

まずは食料。普段食べ慣れない非常食は喉を通りません。準備するならば乾パンよりもチョコレートなどがいいですね。ベストは自然解凍で食べられる冷凍食品。白米など、食べ慣れている食材をストックするのがいいでしょう。

水の備蓄は必ずしておいてほしい。家には大きなペットボトルに備蓄。避難時は小さなペットボトルを3~4本持って逃げる。

ラップやアルミホイルも非常に便利です。体に巻いて暖をとれるし、活用範囲が広い。他にお椀と万能スプーン(先が割れフォークの機能を備えたもの)があれば、たいがい生きていける。

エコノミークラス症候群を防ぐため、100ccの水を1日3度以上とることが理想。弾性ソックスをはくのも効果的ですが、きつめのハイソックスの重ねばきでも代用できる。一番は、2時間毎に数分歩くなどして、ふくらはぎから下の筋肉を動かすことです。

撮影■丹羽敏通

※週刊ポスト2011年4月1日号

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