7月31日に幕を下ろした「世界水泳2011」。欧米の長身・美形スイマーと並んで、開催地である中国メディアの注目を集めた日本人女性スイマーがいた。
競泳女子200メートル自由形の日本記録保持者である上田春佳(23)。日本人離れした身長177センチという長身とパッチリとした目が印象的な“モデル系スイマー”だ。今回の大会では、有名ファッション誌でモデルも務める北京五輪の金メダリスト、イタリアのフェデリカ・ペレグリーニとの「東西モデル対決」が期待されていた。
現地で取材をしたスポーツジャーナリストの折山淑美氏がいう。
「ペレグリーニを筆頭とする欧米の選手と上田選手では、まだまだ実力に開きがある。しかし意外にも、地元の中国遊泳協会が作成した世界水泳のガイドブックは彼女のことを好意的に紹介していて、メダル候補として名前を挙げた。本人に伝えると“どうしてですかね”なんて笑って不思議がっていましたが、東洋人離れしたスタイルの良さは外国人記者の間でも評判になっていました」
※週刊ポスト2011年8月12日号