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黒豆、ごまめ、きんとん、伊達巻き、えびは… おせちの由来

 2012年のお正月に食べるおせち料理は、長引く不況の影響もあるが、家族でちょっとリッチにという傾向になっているというが、そもそもおせちの由来とは?

“おせち”とは、年神を迎えるために備えた料理を節供料理が縮まったもの。現在のように重箱を使うようになったのは、江戸時代にはいってから。

「一説では重箱を重ねることで、幸せが重なりますように、という願いが込められている」と話すのは、辻調理師専門学校日本料理専任教授の杉浦孝王さん。また、料理それぞれにも願いが込められている。いわれを教えてもらった。

【黒豆】まめという言葉には、元来、“健康”という意味がある。まめに暮らしたり、まめに働いたりできますように、という願いが。黒色は道教では魔除けの意味も。

【ごまめ】その昔、田畑の肥料として使われていたカタクチイワシを使っていることから、田作りとも呼ばれ、五穀豊穣の願いが。

【数の子】卵の粒が多いことから、子孫繁栄を意味する。

【伊達巻き】“伊達男”といういいかたもありますが、派手で見栄えがいいという意味が。卵を使うので、子孫繁栄の象徴でもある。

【昆布巻き】昆布はよろこぶという語呂合わせがある、おめでたい食材。広布とも呼ばれ、世間に名を広める、つまり出世を意味する。

【えび】そのまま加熱すると背が丸くなることから、腰が曲がるまで長生きできますようにという意味が。

【鯛】めでたいの語呂合わせから。

【きんとん】漢字で書くと金団となることから、財宝を意味する。経済的に豊かな生活の象徴。

※女性セブン2011年12月22日号

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