国内

ホリエモン「義務教育はネットもスマホもない時代の産物」

 現在、服役中のホリエモンこと堀江貴文氏は、刑務所の中からもオピニオンを発信し続けている。『メルマガNEWSポストセブンVol.37』では、いじめ問題について「いじめの根絶は不可能」として、持論を展開する。

 * * *
 こんにちは。『堀江貴文のブログでは言えない話』担当の編集Sです。堀江は刑務所の中で、新聞はもちろんテレビのニュースや雑誌、プリントアウトされたブログやツイッターのタイムラインなどさまざまなメディアに触れ、シャバで起こっている社会問題について考えています。

 目下、御大の頭の中にあるのが、頻繁に報じられている「いじめ問題」です。
「皆、いじめは根絶できると思っているのだろうか? 人間社会にいじめは付きものだ。要はいじめを受け流したり、いじめから楽に逃げたり、自殺しないということができりゃ良いわけで、それなら可能じゃないだろうか」

 いじめをなくそうとするのではなく、新しいライフスタイルの提案、これが御大の考え。いじめでもっとも悲惨なのが、未来ある子供たちが、自ら命を絶つこと。これに対して御大は「まず、義務教育を根本から設計し直す必要がある。学校のような狭いコミュニティのなかにずっと閉じ込められるのが、いじめから逃げられない原因となっている。集団生活なんて学ばなくても人は生きていけるし、協調性ったって気の合わない奴と合わせようとしてもストレスの元になるだけである」と分析しています。

 御大は「そもそも学校に通う必要もない」とまで言います。こういう議論になると、「学校でしか学べないこともある」という反対意見も出てくるでしょう。しかし、「義務教育は、ネットもスマホもない時代、知識を学ぶために仕方なく作られた仕組み」と御大は言い切ります。

「今なら教育費補助の仕組みさえあれば、教育を自由に民間企業に任せちゃってもいい。日替わりで色々なクラスに行って学べるのもいい。同じことは会社にも言える。終身雇用で縛り付けるからストレスで自殺したりするのだ」

 学校で学ぶことも会社で定年まで働き続けるのも、社会的にはとても価値のあることです。ただし、その“社会的な価値”に縛られすぎて、心を病み、あまつさえ命を落とすようなことがあってはならない──御大の考えには、そのような意味が込められているのではないでしょうか。

※メルマガNEWSポストセブンVol.37

関連キーワード

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン