ライフ

カキフライ 揚げる前に冷蔵庫で15分冷やすとカラッと揚がる

 NHK『きょうの料理』『あさイチ』などで人気の料理研究家、“ばぁば”こと鈴木登紀子さん(88才)。今回は秋の味覚「牡蠣」の中でもみんな大好き、「牡蠣フライ」の作り方について語ります。

 * * *
 ばぁばは、フライにおける女王様だと思っております。これを外はサクッ、なかはプリッとジューシーに揚げられるようになったら、鬼に金棒の花マル奥様ですよ。それでは参りましょう。

 まず、牡蠣のむき身を用意します。大粒で新鮮なものをお選びくださいね。下ごしらえですが、私は皮つきのまますりおろした大根おろしをボウルに入れ、その中で牡蠣をやさしくもんで汚れを取ります。次に目ざる(目の粗いざる)に牡蠣を入れ、水を張った大きめのボウルに浸けて、流水の下で牡蠣を手早く振り洗いします。そうすれば、大根おろしは自然と取れます。

 水けをよく切り、紙タオルを敷いたバットに牡蠣を並べ、上にも1枚かぶせて軽く押さえて、しっかりと水けを取ります。牡蠣に塩・こしょう各少量を振りましたら、小麦粉、溶きほぐした卵(白身もしっかり菜箸で切りほぐしてください)、パン粉の順に「衣」をつけます。

 この後が肝要なのですが、牡蠣を潰さないようにバットに並べて、冷蔵庫で15分間冷やします。揚げる前に冷やすことで、カラッと揚がるのです。

 揚げ鍋に油適量を入れ、熱します。パン粉を落として沈みかけてすぐ浮いてくるぐらいが適温。牡蠣を静かに落とし入れ、じっくり揚げます。牡蠣は焦がさず、揚げすぎず、ほどよいきつね色になったら油を切り、揚げ台に取ります。

 つけあわせは、キャベツのせん切りを。みじん切りにしたにんじんと合わせれば、目にもきれい。揚げたての牡蠣をいただけるよう、キャベツはあらかじめご用意くださいね。また、レモンと溶きがらしを添えるのをお忘れなく。

※女性セブン2012年11月15日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
山下智久と赤西仁。赤西は昨年末、離婚も公表した
山下智久が赤西仁らに続いてCM出演へ 元ジャニーズの連続起用に「一括りにされているみたい」とモヤモヤ、過去には“絶交”事件も 
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン