春たけなわ、G1レースも真っ盛り。一攫千金を夢みるサラリーマンもいるようですが、中には、ギャンブル好きが高じて、借金で首が回らなくなった人もいるようです。何事もほどほどが肝心。「とんでもギャンブラー」の行状を反面教師にしましょう。
* * *
たか(メーカー・27歳):ウチの採用担当、マジでギャンブラーだよ。「安全パイを雇っても逆転はない」とかいっちゃあ、変人雇ってさ。
より(IT・28歳):いるよね~。「一芸採用」とか「トンガリ人材採用」が好きな人事って。
たか:今年の新人もハズレばっかw
かな(広告・24歳):それいうなら、学生にとっての会社選びも、ギャンブルそのものじゃん。私、完全に大負けしたよ。
ちほ(不動産・27歳):私も~。会社そのものがギャンブラーみたいなもん。「堅実経営」なんて言葉は社長の辞書にないようで、今度は「中国進出で神風だ!」と息巻いてる。何度博打に負けたら懲りるんだっての!
るい(流通・30歳):ウチなんか、上司と部下が仕事で賭けするような会社だもん。
ちほ:何それ~?
るい:課長が「この書類、朝までにできないに1000円賭ける」とかいうと、サッカー賭博好きの部下が意地になって、徹夜してやり遂げたりすんの。
たか:それ、単に課長が1000円で人をこき使ってるだけなんじゃないの?
より:違法だと思うんだけど、ウチは社内でホンモノの賭けが流行っちゃってるからコワイ。
たか:何? チンチロリンでもやってるわけ?
より:それは昔の流行り。今はもっぱら「クラップス」ってやつ。プレーの日は、夜中に謎の外人がやってきて、2個のサイコロを振り出すのよ。
るい:東映ヤクザ映画みたい。
より:まさに鉄火場よ! コワイのが、普段は真面目そのもののエンジニアがサイコロの出目一つに叫び声上げちゃって、夜中のコンビニでゴッソリお金下ろしてきたりすること!
かな:意外な人が賭け事好きだったりするからビックリだよね。ウチの場合、40で童貞って噂のクソ真面目経理部員がソレで、仕手株とかいう危険な株に手を出し、よくトイレの前でケータイ画面見て絶叫してるw
※週刊ポスト2013年5月31日号