ライフ

仕事中の疲れやストレスに「アセロラ飲料が良い」と有識者

ビタミンCとポリフェノールを一緒に摂れるアセロラ

 全国的に厳しい暑さが続き、普段から仕事の忙しさやストレスが多い上に、暑さのせいで、さらにグッタリする季節。リサーチ会社・マイボイスコムが行なった「ビジネスパーソンの疲労実態調査」首都圏在住の30、40代フルタイム労働者男女600名)によると、「普段の仕事で疲れを感じる」人は89.5%。ほとんどの人が、日常的に「疲れを感じている」という結果となった。

 そんな疲れを感じている人たちが、「疲れに良いと思う栄養素」に選んだ1位は「ビタミンC」45.2%、2位「クエン酸」30.5%、3位が「アミノ酸」となっている。また「普段仕事で疲れを感じる時間帯」については、16・17時台の47.8%が同率で1位、次いで18時台の44.0%、15時台の38.8%、19時台の36.6%となっており、16・17時台をピークに15~19時台に、疲労を感じているようだ。

 こうした「疲れの原因について」は、1位が「パソコンの作業」41.8%、2位「長時間同じ姿勢でいること」38.1%、3位「社内の人間関係」38.0%で、「仕事の量」37.6%「長い労働時間」34.4%が続く。そんな「疲れたときのリフレッシュ方法」としては、「休憩を取る」58.5%と「飲み物を飲む」56.5%がツートップ。そのほか「ストレッチをする」29.8%、「間食をする」29.6%、「仮眠を取る」15.9%などの意見が見られた。

 リフレッシュ方法の上位となった「飲み物を飲む」は、コーヒーやお茶といったカフェインを含むものを飲む人が多いと思われるが、実はオススメなのがアセロラドリンク。暑い時や疲れた時に、“酸っぱいものやスッキリした味が嬉しい”といった味だけではなく、「栄養的にも、さまざまなメリットがある」と、「疲れに良いと思う栄養素」1位でもあるビタミンC研究の第一人者である佐賀大学名誉教授・村田晃先生はコメントしている。

「体内をビタミンCで満たし、その働きをフル作用させるためには、ビタミンC400mg程度摂るのが理想的です。到底、3度の食事だけではカバーできません。そのため食事以外で、ビタミンCを補う対策が必要です。しかし、ビタミンCが不足してくると、疲れやすい、やる気が出ない、眠れない、なんとなく体調がよくない、肌が荒れる、風邪をひきやすい、歯茎から出血しやすいといった症状がみられます。

 こうした症状に覚えがあるようなら、潜在的なビタミンC欠乏状態にあると考えて、普段の食事+ビタミンC対策を考えてください。働き盛りで、プレッシャーも多い30~40代の男性は、忙しさのあまり食生活も乱れ、十分なビタミンCが摂れていないことが多いので、ぜひ+ビタミンC対策を考えていただきたいと思います」(村田先生)

 ではなぜ、アセロラ――しかもドリンクがオススメなのだろうか? まず特徴的な要素である、レモンの約34倍といわれる豊富なビタミンCに加え、抗酸化物質のポリフェノールが含まれていること。そして飲料という摂取方法により“こまめに摂取できる”というのが、吸収率を高め「理想的な抗ストレス飲料」となるポイントらしい。

「ビタミンCと同様に、抗酸化能をもっていることで知られているのが、ポリフェノールです。ポリフェノールは、植物に含まれる抗酸化物質で、植物が紫外線や外敵などのストレスから自らを守るために合成される色素成分や香気成分です。ビタミンCそのものは、食品から摂っても、サプリメントから摂っても特に変わりませんが、天然の野菜や果物から摂ることで、こうしたポリフェノールをビタミンCと一緒に摂ることができます。

 どうやってビタミンCを摂取するのがいいかというと、一度に大量に摂るより、こまめに摂るのがお勧めです。 空腹時にビタミンCを1g摂取するときの吸収率は、20~50%(平均34%)ですが、同じ量を8回に分けて、125mgずつ15分ごとに摂取する場合には、45~63%(平均53%)と高くなります。アセロラを飲料として日常的に摂取することは、ストレス社会を生きる現代人の健康をサポートしてくれると考えています」(村田先生)

関連記事

トピックス

お笑いトリオ「ジャングルポケット」の元メンバー・斉藤慎二。9ヶ月ぶりにメディアに口を開いた
【休養前よりも太ってしまった】元ジャンポケ斉藤慎二を独占直撃「自分と関わるとマイナスになる…」「休みが長かった」など本音を吐露
NEWSポストセブン
約40年、地元で愛された店がラーメンをやめる(写真提供/イメージマート)
《SNS投稿やグルメサイトの弊害》あっという間に人気飲食店になったことを嘆く店の人たち 問い合わせが殺到した中華料理店は電話を撤去、行列ができたラーメン店は閉店を決めた 
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一(右/時事通信フォトより)
《TOKIO解散後の生活》国分太一「後輩と割り勘」「レシート一枚から保管」の節約志向 活動休止後も安泰の“5億円豪邸”
NEWSポストセブン
大谷翔平の新投球スタイルを分析(Getty Images)
《二刀流復活》進化する“投手・大谷翔平” 「ノーワインドアップ」と「シンカーボーラーへの移行」の新スタイルを分析
週刊ポスト
中山美穂さんをスカウトした所属事務所「ビッグアップル」創設社長の山中則男氏が思いを綴る
《中山美穂さん14歳時の「スケジュール帳」を発見》“芸能界の父”が激白 一夜にしてトップアイドルとなった「1985年の手帳」に直筆で記された家族メモ
NEWSポストセブン
結婚式は6月26日に始まり3日間行われた(時事通信フォト)
《総額72億円》Amazon創始者ジェフ・ベゾス氏の豪華結婚式、開催地ベネチア住人は「億万長者の遊び場に…」と反発も「朝食17万円、プライベートジェット100機貸し切り」で市長は歓迎
NEWSポストセブン
藤川監督(左)の直訴を金田氏(右)が存命であればどう評したか
阪神・藤川球児監督の「練習着にハーフパンツ着用」直訴で思い出される400勝投手・金田正一さんの言葉「大投手になりたければふくらはぎを冷やしたらアカン」
NEWSポストセブン
「札幌のギャグ男」公式インスタグラムより
《特別支援学級編入を決断した当事者の声》「小3の知能で止まっている」と宣告された中学1年生が抱えた“複雑な思い”「母さんを楽にしてやれるって思ったんだ」
NEWSポストセブン
STARTO ENTERTAINMENTの取締役CMOを退任することがわかった井ノ原快彦
《STARTO社取締役を退任》井ノ原快彦、国分太一の“コンプラ違反”に悲しみ…ジャニー喜多川氏の「家族葬」では一緒に司会
NEWSポストセブン
仲睦まじげにラブホテルへ入っていく鹿田松男・大阪府議(左)と女性
石破“側近”大阪府連幹部の府議、本会議前に“軽自動車で45分ラブホ不倫” 直撃には「知らん」「僕と違う」の一点張り
週刊ポスト
国民民主党から公認を取り消された山尾志桜里氏の去就が注目されている(時事通信フォト)
「国政に再挑戦する意志に変わりはございません」山尾志桜里氏が国民民主と“怒りの完全決別”《榛葉幹事長からの政策顧問就任打診は「お断り申し上げました」》
NEWSポストセブン
中居正広氏と被害女性の関係性を理解するうえで重大な“証拠”を独占入手
【スクープ入手】中居正広氏と被害女性との“事案後のメール”公開 中居氏の「嫌な思いをさせちゃったね。ごめんなさい」の返事が明らかに
週刊ポスト