【攻略法3】崩れた大型IPO株の底値反転を狙う
今年の大型IPO株は、需給が悪いと上場直後からいったん値を下げる傾向が見られる。ただし、時価総額の大きい銘柄はETF(上場投資信託)やその他の指数連動型ファンドなどが組み入れざるを得ないので、1週間後ぐらいからそうした買いが入り始めて、反転上昇する銘柄が多いのである。
たとえば、今年3月18日に東証1部上場を果たした日立マクセルは、初値で公募価格割れの1971円をつけた後、約1週間で1650円まで下落したが、そこから上昇に転じたのだった。3月19日に東証1部に上場したジャパンディスプレイも、同じような値動きを示した。
つまり、初値が公募価格割れし、上場後も下落した大型株は1週間程度でいったん底をつけ、リバウンドする可能性が高いということだ。そうした崩れた大型株を底値近くで買うことができれば、2割程度の株価上昇が期待できそうだ。
※マネーポスト2014年夏号