ライフ

箱ティッシュ携帯女子が増殖 街のティッシュ配り激減も要因

女子のカバンに箱ティッシュ

 女子の「カバンの中身」の定番といえば、化粧ポーチ、あめちゃんポーチ、ハンドクリームにハンカチなど色々あるが、実際には使っているのに決して見せてくれないものがある。箱ティッシュ、またはトイレットペーパーだ。

「箱のままティッシュを持ち歩くようになったのは、ひどい風邪をひいたときから。通学に1時間以上かかるから使い切って足りなくなる。駅でポケットティッシュを買うにしても高いし、すぐになくなります。思い切って箱ティッシュをカバンに入れたらちょうどよかった。箱ティッシュなら、家にあるものを持ってくればいいからお小遣いも減らないし、何かと便利ですよ」(都内の女子高校2年生)

 駅前で配っているポケットティッシュをもらえばよいと思うかもしれないが、街で配られている程度では「全然、足りない」(前出の女子高生)そうだ。

 アメリカでメイク落とし用として「クリネックス」が発売されたのが1924年。ティッシュペーパーの歴史はこのとき始まったと言われている。日本には第二次世界大戦後の1953年に上陸し、同年に国産製品も発売された。世間に広まったのは、東京五輪が開催されカラーテレビが普及した1964年のこと。日本初の箱入りティッシュが発売され、ワイドショーの生CMで繰り返し宣伝されたことで広く認知されたのだ。

 携帯用ティッシュは1964年11月に発売されていたが、広まったのは宣伝用ポケットティッシュが考案された1968年以降のこと。1970年ごろから銀行の粗品として使われるようになり、それまで広告に使用されていたマッチに代わり、業種を問わずポケットティッシュが販促に使われるようになったからだ。そのためか、ポケットティッシュは買うものではないと思っている人も多いだろう。ところが最近は、もらえる回数が激減している。

関連キーワード

関連記事

トピックス

岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン