国内

サイバーセキュリティを学べばあと10年は食うのに困らない?

 ネット観察日記「Hagex-day.info」管理人で、『ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い』(アスキー新書)の著者でもあるHagex氏が、ネットで話題のトピックを紹介。今回は、ある大学のネットに関する新たな試みをピックアップします。

 * * *
 九州大学は2016年度から、インターネット上での安全な行動や知識を学ぶ「サイバーセキュリティ」講座を全入学者に対して必修科目にしました。これは国立大学にとっては初の試み。大学側はセキュリティ知識を持つ人材を育てることを目的にしているとか。

 実は九州大学は日本でもトップクラスの、情報処理に力を入れている大学。2013年度の新入生からはノートパソコンを必携にしました(旧帝国大学系では初)。学内ではどこでもインターネットを使えるように、キャンパス内には無線LANのアクセスポイントを600か所以上設置し、スピードも下り(ダウンロード)最大130Mbps。とある調査によるとソフトバンクのiPhone 6の下り平均の実測スピードが37Mbpsなので、3倍以上の速さです。力を入れているのは設備面だけではありません。ネットセキュリティに関して有名な、米国メリーランド大と学術交流協定を締結し、教育プログラムや人材育成のテクニックを得ています。

 東京オリンピックが決定したことで、セキュリティ人材不足が指摘されています(開催国はサイバー攻撃の対象になるため)。もしご子息の就職に悩んでいる親御さんがいたら、ぜひ九州大学でサイバーセキュリティを学ばせましょう。

 今後10年は食うに困らず、プログラマーやSEほどブラックではありません。ただ、20年後も存在している業界かどうか保証できませんが…。

※女性セブン2015年1月29日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
イエローキャブの筆頭格として活躍したかとうれいこ
【生放送中に寝たことも】かとうれいこが語るイエローキャブ時代 忙しすぎて「移動の車で寝ていた」
NEWSポストセブン
優勝11回を果たした曙太郎さん(時事通信フォト)
故・曙太郎さん 史上初の外国出身横綱が角界を去った真相 「結婚で生じた後援会との亀裂」と「“高砂”襲名案への猛反対」
週刊ポスト
伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)
【芸歴20年で掴んだ朝ドラ主演】伊藤沙莉、不遇のバイト時代に都内商店街で見せていた“苦悩の表情”と、そこで覚えた“大人の味”
週刊ポスト
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン