「ぼくの家の近所を又吉と歩いているときに、女性の喘ぎ声が漏れ聞こえてきたことがあって。そこを通り過ぎた後、ぼくが“もう一回聞きに行こうか”っていつもの冗談の感じで言ったら、又吉が“はい”って即答したんですよ。いつも又吉は下ネタとか全然ダメなタイプなんで“どうした?”って聞いたら、“ぼく、盗聴とかはちょっと興味あるんです”って(笑い)」(橋本)
下ネタが苦手という点では、橋本はこんなエピソードも明かす。
「又吉があまりに下ネタが苦手だったんで、ある日又吉をぼくの家に呼んだとき、わざとアダルトビデオを流しておいたんですよ。又吉が来てすぐぼくはコンビニに行って、部屋で1人にしてみたんですけど、コンビニから帰ってきたらビデオを流しまま、テレビの前で小説をじっくり読んでましたからね。成人男性とは思えない行動ですね」(橋本)
礼儀正しい一方で、風変わりな一面を持ち合わせる又吉。そんなあたりに、才能の秘密が隠されているのかもしれない。