『ねこ背を直せば、顔が若返る』(主婦の友社刊)の著者で歯科医師の宝田恭子さんは、食事方法の改善がほうれい線解消に役立つと話す。
「食事中は、姿勢と食べ方に気をつければ、ほうれい線を薄くすることができます」(宝田さん、以下「」内同)
まずねこ背にならない姿勢を保つ。
「姿勢を保つために重要な働きをする筋肉は抗重力筋です。それは背中、太もも、ふくらはぎの3つの筋肉を指します。何もしないと年に1%ずつ衰えていきます。この3つを鍛えることが、ほうれい線解消には大事です」
そして、うつむいてしまうと顔の筋肉が下がり、頬がたるんでしまう。鏡でチェックすれば一目瞭然。
「ところが掃除、洗濯など日常生活の中ではどうしても下を向いて作業をすることが多い。加えて3度の食事をうつむきながら食べたら、頬がたるんでほうれい線は深くなってしまいます。こまめに姿勢をリセットすることがほうれい線を薄くする近道です。まずは背中が丸くならないようにして食事する癖をつけましょう」
食べ方は、よく噛むことを心がけよう。
「噛むことでそしゃく筋はもちろん表情筋も鍛えられて、たるみやほうれい線を防ぎます」
※女性セブン2015年5月14・21日号