不要なレシート、シミがついて着なくなった衣類、壊れた家電――いつも捨てている家庭のごみをなんと“お金”に変えられる魔法の錬金術がある。円安の影響で値上げラッシュが続いている中、家計難を乗り切る一助に。
捨てる神あれば拾う神あり――当たり前に捨てているごみがお金に変えられることをご存じだろうか? 節約アドバイザーの丸山晴美さんが言う。
「ほんの少しの手間をかけるだけで、ごみが“お金”になる方法があります。現代では、“何でもかんでも捨てない”ことが節約に有効なんです」(丸山さん)
早速、“魔法の錬金術”を紹介しよう。お財布に入っている大量の不要なレシート…それが“あるサービス”を使えば有効利用できる。
インターネットサイト『レシポ!』は無料会員登録後、対象商品を、スーパーやコンビニで買って、レシートの写真をサイトに送るとポイントがもらえる。
「対象商品は、ブランド指定の場合もありますが、“食パン”や“台所洗剤”など、おおざっぱなカテゴリーも多く、主婦なら日々買う食品や日用品ばかり。ポイント獲得のためにわざわざ商品を買う必要がありません」(丸山さん)
例えば、じゃがいもは店舗や種類を問わず、レシート1枚で5ポイント貯まる。500ポイントでアマゾンギフト券500円分、5000ポイントでQUOカード5000円分に交換できる。お得度も使い勝手もかなりよい。
「パソコンかスマホがあれば誰でもすぐにできますよ。捨てるレシートがお金になります」(丸山さん)
家電などの粗大ごみは、捨てるときにお金がかかってしまう。そんなときにおすすめなのが、ネットオークションだ。 「壊れてしまった家電や電化製品はジャンク品として売れるケースがあります。部品を探している人に需要があるんです」(丸山さん)
その他、トイレットペーパーの芯は子供の工作用に売れる。大手ネットオークションサイト『ヤフオク!』で、芯100本が500円で落札されていたことがある。
「子供が使い終わった教科書も、書店で手に入りにくいせいか、ネットなどで売れるようです」(丸山さん)
※女性セブン2015年7月9・16日号