国内

小島慶子「息子たちは私より英語ができ、リスペクトできる」

海外で子育てする小島慶子の「子離れ」への見解は

 子離れと自立はいつ、どのようにしていくのがいいのだろうか。海外で中学3年生の長男と小学6年生の次男の子育てをがんばるタレントでエッセイストの小島慶子さんに、それぞれの思いを語ってもらった。

 * * *
 3年前にオーストラリアに移住したのを機に、それぞれに個室を与えました。それまでは兄弟で一部屋。日本にいた頃から、部屋の片づけはしていませんでしたが、今では留守中に勝手に入ることもありません。もちろん部屋は汚いですが、私が片づけると、それが当たり前になって、いつまでもできるようになりませんから。

 わが家では、洗濯物の片づけや庭掃除など、お手伝いをしたらお小遣いをあげるというルールなので「働けばお金持ちになれる」と喜んでやってくれています(笑い)。

 子供はペットと違って死ぬまで手元に置いておくわけにはいきません。10年後には都会に放ち、自活できるようにしておかなければいけない。その技術を身につけるために、早くから訓練させています。甘えに慣れると抜け出すのが大変ですからね。

 それはコミュニケーション能力も同様で、自分の思いを言葉で伝える技術も、意識して習得させています。ですから、私たちは本当によく話します。日本に仕事に来ている間も、毎晩テレビ電話で会話。長いと1時間くらい。

 今、子供に教えていることも、いつかは否定されるでしょう。幸い、息子たちは私より英語ができ、その時点で私は彼らをリスペクトできる。つまり、子供を他者として見られるんです。

 親が作った教科書の最初の1ページは必ず破られる。それを覚悟して、「よく育ったな。めでたい」と思える自分でありたいです。

※女性セブン2017年3月9日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

あごひげを生やしワイルドな姿の大野智
《近況スクープ》大野智、「両肩にタトゥー」の衝撃姿 嵐再始動への気運高まるなか、示した“アーティストの魂” 
女性セブン
天海のそばにはいつも家族の存在があった
《お兄様の妹に生まれてよかった》天海祐希、2才年上の最愛の兄との別れ 下町らしいチャキチャキした話し方やしぐさは「兄の影響なの」
女性セブン
満を持してアメリカへ(写真/共同通信社)
アメリカ進出のゆりやんレトリィバァ「渡辺直美超えの存在」へ 流暢な英語でボケ倒し、すでに「アメリカナイズされた笑い」への対応万全
週刊ポスト
傷害致死容疑などで逮捕された八木原亜麻容疑者(20)、川村葉音容疑者(20)、(右はインスタグラムより)
【北海道男子大学生死亡】逮捕された交際相手の八木原亜麻容疑者(20)が高校時代に起こしていたトラブル「友達の机を何かで『死ね』って削って…」 被害男性は中学時代の部活先輩
NEWSポストセブン
ライブペインティングでは模様を切り抜いた型紙にスプレーを拭きかけられた佳子さま(2024年10月26日、佐賀県基山町。撮影/JMPA)
佳子さま、今年2回目の佐賀訪問でも弾けた“笑顔の交流” スプレーでのライブペインティングでは「わぁきれい!うまくできました!」 
女性セブン
木曽路が“出禁”処分に(本人のXより)
《胸丸出しショット投稿で出禁処分》「許されることのない不適切な行為」しゃぶしゃぶチェーン店『木曽路』が投稿女性に「来店禁止通告」していた
NEWSポストセブン
東京・渋谷区にある超名門・慶應義塾幼稚舎
《独占スクープ》慶應幼稚舎に激震!現役児童の父が告白「現役教員らが絡んだ金とコネの入学ルート」、“お受験のフィクサー”に2000万円 
女性セブン
傷害致死容疑などで逮捕された八木原亜麻容疑者(20)、川村葉音容疑者(20)(インスタグラムより)
【北海道男子大学生死亡】 「不思議ちゃん」と「高校デビュー」傷害致死事件を首謀した2人の女子大生容疑者はアルバイト先が同じ 仲良く踊る動画もSNS投稿
NEWSポストセブン
佳子さまの耳元で光る藍色のイヤリング
佳子さまが着用した2640円のイヤリングが驚愕の売れ行き「通常の50倍は売れています」 地方公務で地元の名産品を身につける心遣い
週刊ポスト
いわゆる“ガチ恋”だったという千明博行容疑者(写真/時事通信フォト)
《18才ガールズバー店員刺殺》被害者父の悲しみ「娘の写真を一枚も持ってない。いま思い出せるのは最期の顔だけ…」 49才容疑者の同級生は「昔からちょっと危うい感じ」
女性セブン
100キロウォークに向けて入念に準備をする尾畠さん
85歳になった“スーパーボランティア”尾畠春夫さん、「引退宣言」の真相を語る「100歳までは続けたい」と前言撤回の生涯現役宣言
週刊ポスト
騒動があった西岩部屋(Xより)
《西岩親方、19歳力士の両親を独占直撃》「母と祖母が部屋を匿名誹謗中傷」騒動 親方は「幹希の里は覚悟を決めて書いた」と説明
NEWSポストセブン