また、昨年8月、同自治区と国境を接するキルギス共和国の首都ビシュケクの中国大使館に車が突っ込んで爆発し職員3人が重軽傷を負った事件も同様。その後の調べで、中国・新疆ウイグル自治区の独立を主張する「東トルキスタンイスラム運動」のメンバーの仕業であることが分かっている。
運転していた男は死亡。シリアのイスラム過激派組織と連携していたとみられ、男の協力者ら5人が拘束されたほか、関与が疑われる4人が国際手配されている。
亡命ウイグル人組織を束ねる「世界ウイグル会議」のトゥール・ムハメット日本全権代表は「昨年8月、新疆ウイグル自治区トップにチベット自治区党委書記だった陳全国氏が就任して以降、新疆での抑圧政策は強まりを見せており、それに伴い住民の不満が極度に高まっている」と述べている。