今回、8年ぶりに思い立って「ドラクエ」をプレイしてみようかと思った。シリーズ30周年というのは、シリーズの最初からやってきた自分にとって感慨深いものがあるし、久しぶりのプレイステーション版登場も心が動かされた。「ドラクエ」は大きな画面でやりたい。
近所の家電量販店にいって、ゲームソフトとプレステ4を同時に買った。ケープルのつなぎ方などわからないので若い店員に細かく質問して、面倒くさがられた。若僧め、俺はお前が生まれたか生まれる前から「ドラクエ」をプレイしているのだぞ?
それから一週間で、私の総プレイ時間は21時間28分、主人公のレベルは18である。たぶん他のプレイヤーと比較するとペースは遅いだろう。けれど、やはり昔のようにプレイし続ける「体力」がない。一応朝は6時半に起きてプレイしていたのだが、仕事して、本を読んで、昼寝してと、小刻みに他のことをしないと集中力が続かない。というか1日の貴重な「賢者タイム」を全て「ドラクエ」に投入していたのは社会人としてどうかとも思うが。
プレイして、やはりグラフィックスの美しさに感動した。こんなこと言ったらあれだが、ソニー製品買って久しぶりに感動した気がする。
映像があまりにもリアルなので、陽射しの強い砂漠地帯では日陰を探して歩いている自分に気づいて苦笑い。
【おっさんドラクエあるある】ゲームなのに日陰を歩こうとする
長い階段を前にしたときは、思わず「えっ無理」と尻込みした。
【おっさんドラクエあるある】ゲームなのに階段を登り切ると太ももが張った気がする
ゲームの進行を無視して、断崖絶壁まで行って海を眺めたり、寄り道もずいぶん楽しんだ。
【おっさんドラクエあるある】ゲームなのに観光気分
【おっさんドラクエあるある】ゲームでも街中の若い女性に話しかけるのにどきどきする
プレイは主にパソコンのモニターを使っていたが、妻が会社に行ったのあと、こそこそとリビングのテレビにもつなげた。ところがうっかり寝落ちして見つかってしまった。
「これ、仕事やから!仕事で必要やから!」
とっさにしょうもない言い訳が出てしまう自分が悲しかった。
【おっさんドラクエあるある】いくつになっても、ドラクエをするのは後ろめたい
だが妻は怒らず、「ふん」と馬鹿にしたような笑みを漏らしただけだった。私はまた新たな教訓を「ドラクエ」のおかげで得たのである。
《ドラクエが2作出る間で、妻は旦那の教育を諦める》