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米スポーツ専門誌「ボディ特集」 選手がオファー受ける理由

キャロライン・ウォズニアッキの撮影の様子(Photo:Eric Lutzens)

 全米契約世帯数1億超──ウォルト・ディズニー傘下にして米国最大のスポーツ専門テレビチャンネル「ESPN」。150以上の国に番組を提供するこの世界最大のスポーツメディアが隔週で発行するのが「ESPNマガジン」である。1998年創刊のこのスポーツ専門誌が世界の耳目を集めたのは、2009年7月の特別号「ボディ特集号」だった。

 表紙を飾ったのは、女子テニス界のスーパースター、セリーナ・ウィリアムズ。だが、いつものラケットを構えた華麗なフォームではなく、一糸まとわぬ引き締まった裸体で微笑むフルヌードだった。

 以来、水泳のマイケル・フェルプスやセリーナの姉・ビーナス・ウィリアムズらビッグネームが、惜しげもなくウェアを脱ぎ捨て肉体美を披露。毎年夏の恒例企画となった。

 今年の「ボディ特集号」もスポーツ界を代表するアスリート、男女合わせて23人が登場。女性は、元世界ランク1位のテニスプレーヤー、キャロライン・ウォズニアッキをはじめとした8人と、2014年のソチ五輪アイスホッケーで銀メダルを獲得した米国代表チームの面々。アスリートたちは例外なく、「ピーク時の肉体を記念に残したいという願望がオファーを受ける最大の理由」と語る。

 いずれ劣らぬ鍛え抜かれた肉体が、驚くべきレベルで躍動する奇跡の瞬間だ。

※週刊ポスト2017年9月15日号

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