◆将来への不安を解消したい
筆跡診断では、文字の書き始めから「現在」を、書き終わりから「未来」を読み解いていく。「門」や「円」「内」「周」といったように左右に縦線がある文字の場合、下に向かうにしたがって開いていく書き方は「弘法型」(詳細は上の樹木希林さんの説明を参照)といい、未来方向に「八」の字型に広がることから末広がりで縁起のよい字形とされる。大地に根を張ったような安定感は未来の発展を無意識に導く。
一方、左右の縦線が下に向かって尻すぼみになる書き方は見るからに不安定。将来的に先細りしていく状況を自ら生んでしまうので、要注意。メンタル面でも常に心配や不安感に陥りやすくなるので、左右の縦線は自信を持ってしっかりと広げて書くように意識して。
【プロフィール】
筆跡仕事人・芳田マサヒロさん/筆跡診断士。これまでに3000人以上に、筆跡によるカウンセリングを施し、筆跡を変えることで「なりたい自分になる」アドバイスを行っている。芸能人の筆跡診断も数多く行っており、テレビやラジオなどのほか、講演やセミナーなど多方面で活躍中。
取材・文/加藤みのり
※女性セブン2021年6月3日号