今や流行語としてブームを巻き起こしている「はにゃ?」。その火付け役となったものまねタレントでYouTuberの丸山礼(24)が、持ちネタ「はにゃ?」の日常生活での使い方、憧れのお笑いタレント・渡辺直美に対する思いなどを語った。
「はにゃ?」は、主に何か疑問を感じた時にとぼけるように使うワードで、丸山によるコント“美術部部長 井上千晶”で使用されたことをきっかけにブレイク。女子中高生向けのマーケティングを手がける株式会社AMFが発表した「JC・JK流行語大賞2021上半期」の“コトバ部門”で第1位を獲得するなど、若い世代を中心に社会現象を巻き起こしている。
そんな「はにゃ?」だが、丸山によれば日常生活でも使用することがあるそうだ。とぼけた雰囲気を出すことによって、刺々しさをなくすことができるという。
「日常生活でも『はにゃ?』は使っています。何か疑問に思った時に『は?』と返すとキツいじゃないですか? でも『はにゃ?』と言うとマイルドな印象になる。なのでちょっと納得がいかなくて反論したいけど、そんなに波風立てたくないな、と思った時はよく『はにゃ?』を使っています。
堅苦しかったり居心地が悪かったりする場所で『はにゃ?』を使うと、空気が変わって場が和むこともあるんですよ。そういう時は『はにゃ?』を使ってよかったなと思います」
確かに、「は?」と言い返すと喧嘩腰に聞こえてしまう場面でも、「はにゃ?」を使うと和やかな雰囲気になる。丸山はこうした“マイルドさ”は、今の時代にこそ必要だと語る。
「SNSとかすごくそうだと思いますけど、最近はネット上で喧嘩したり、意見がぶつかり合ったりしている人をよく見かけますよね。そういう風に攻撃的になる人がいる一方で、それが原因で元気が無くなってしまう人もいると思うんです。
けれど、私はもっとマイルドに、あまり不安とか焦りを他人にぶつけないで、みんなで話していけるような世の中になったらいいなという思いがあって。なので自分のネタの中でもなるべく誰も傷つけないようにしたい。そう考えると『は?』というのはちょっと強いイメージがあるので、『にゃ』を付けて少しでもポップに可愛くしたいという思いはありました」