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厚さ2mmのホーロー鍋開発に苦労  時産に注目した象印『自動調理なべ』

STAN

主菜から副菜までほったらかしで完成する象印の「STAN.自動調理なべ」

 ここ数年、自動調理器のユーザーが増えているが、「カレーを作るときにしか使っていない」「レシピが少ない」といった不満を持つ人も多いという。そうした声に応え、副菜作りにも対応。さらには献立選びにも一役買ってくれる『自動調理なべ』をご紹介する。

 食材と調味料を入れておくだけで簡単に料理ができる自動調理器はここ数年で需要が急拡大し、さらなる伸長が期待されている。

 象印のスタイリッシュな調理家電シリーズ『STAN.』から新たに発売された『自動調理なべ』は、構想から3年もの歳月をかけて開発された。おいしい煮込み料理ができるということだけでなく、時間を生み出す=時産に注目した商品だ。

「煮たり焼いたりといった実際の調理はもちろん、献立を立ててから片付けるまでが“料理”。この料理の負担をなるべく軽くする調理家電が作りたかったのです」と商品企画担当の三嶋一徳さん。

 そんな料理の負担を軽くするのが、同時に2品を調理できる「パック調理機能」だ。切って下味をつけた材料をあらかじめジッパー付き保存袋に入れて冷凍しておき、食べる前に『自動調理なべ』にパックごとセッティングすると、自動的に料理が出来上がる。

 いままで、自動調理器はカレーや煮込み料理を作るのに便利な道具だったが、それ一品では満足な食卓とはいえない。メインの料理を作っている間に『自動調理なべ』でパック調理を行えば、一汁三菜の華やかな食卓が叶う。また、調理にかかるのは一品作る時間だけなので、空いた時間でほかのことができる“時産”となるというわけだ。ちなみに、象印では「自家製ミールキット」のレシピを公開し随時更新している。これを活用すれば、献立を考えるという、作り手にとって負担の大きい部分の手助けとなる。

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