サンドウィッチマンはM-1で夢を掴んだ(時事通信フォト)

安定的な人気を誇るサンドウィッチマン(時事通信フォト)

「サンドは、予期せぬリアクションに対応する力がピカイチです。多くの芸人は、ロケの際に一般人に対してきついツッコみをしがちなんですが、サンドは言葉もマイルドでフォローもうまく自然体。フラットに接し、誰も傷つけずに笑いをとっています」

 地元・仙台で、一般人と和菓子を食べながらのほほんとおしゃべりするシーンでさえも充分放送に値する映像になるのは、“地元愛”の賜物だ。

 ロケでの千鳥の“何かを起こす力”も負けてはいない。

「1日に8週分撮影するテレビ埼玉のローカル番組では、ネタ切れで“何もない公園”に放り出されるといったことも。でも千鳥は、どこかにボケの種があるんじゃないか、面白いことがあるんじゃないかと笑いをひねり出す腕力があります」(前出・西条さん)

 柔軟性のサンドと創造力の千鳥、勝敗はまだつかない。

MC力

 MCを務める「冠番組」を複数もつ両コンビ。共演者の面白さを引き出しながら進行するため、単純な笑い以上の実力が試される。

「サンドの安定感は秀逸。台本に“オープニング3分”とあれば、きっちり3分のトークでまとめます。バランスを見て話を振るのはもちろん、いまいち盛り上がらないときには自分たちがボケて場を温めることも。状況把握力が高く、制作側は“ベテランの局アナレベル”とベタ褒めです」(前出・テレビ局関係者)

 見た目のいかつさを売りにする大悟の調整役がノブだ。

「本人たちは“言いたいことを言えずに結果を出せないなら、言いたいことを言う”というスタンスです。ゲスト相手に大悟さんが下ネタに走ることも多い(笑い)。ただ、そこにノブさんがうまくツッコんでオチをつけてくれるので、最後にはしっかりまとまる」(前出・芸能関係者)

 ちなみに、2021年3月にスタートした『ラヴィット!』(TBS系)は、お笑いコンビ・麒麟の川島明(42才)がMCを務めるが「当初はノブさんが最有力候補とみられていた」(TBS関係者)という。

※女性セブン2022年1月20・27日号

ファンにもしっかり対応

ファンにもしっかり対応(2021年3月)

サンドウィッチマンが聖火を運ぶ

ともにキャップ姿のサンドウィッチマン

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