祐樹:俺!? 俺かぁ……。俺のせいらしいです(笑)。もう原因は忘れてしまいましたが、そのとき話し合ったのが「僕たちが別れたらワンちゃんに悲しい思いをさせてしまう」ということでした。僕たちのケンカくらいで、ワンちゃんの幸せを奪ってはいけないと考えたんです。
──愛犬がかすがいとなったんですね。千鶴さんから見て、祐樹さんのいいところはどこですか?
千鶴:すごく思いやりがあって努力家で、私が真似できないところを持っています。あとは生活リズムや食などベースが近い感じがして、一緒にいて心地いいんです。「このまま彼と結婚するんだろうな」と早い段階から感じていました。
──逆に祐樹さんに直してほしいところは……?
千鶴:すごく短気なところ(笑)。すぐ収まるんですけどね。
祐樹:僕、スーパーせっかちなんですよ。1日のスケジュールをきっちり决めたい派で、たとえば家を出る時間が5分遅れたとするでしょ? せっかく車の交通量まで考えて予定を立てたのに、5分の遅れが後ろ全部に影響していっちゃう。なのに妻は時間にルーズなタイプだから、僕が不機嫌モードになるんです。
千鶴:あと、お腹減ったときも不機嫌だよね?
祐樹:そうだね。イライラしちゃう。
千鶴:そんなときは、食べ物を置いてそっとしています(笑)。
──直してほしいところを笑いながら言えるのがいいですね。
千鶴:怒っていても、そこまで気にしませんね。「不機嫌になってるなー。なんか食べたら?」くらいで(笑)。そのうち気が済むだろうし。
祐樹:落ち着いたら、僕が自分から「さっきは言い方が悪くてごめんなさい」みたいに謝っています。