ブロック塀の前で…
過去の震災でもブロック塀が倒壊し、多数の死傷者が出た【*】。
【*1995年の阪神・淡路大震災では倒壊したブロック塀の下敷きとなり、14名が死亡。また、首都直下地震におけるブロック塀の予想倒壊件数は、約8万件に上るとされている(2013年12月公表の内閣府「首都直下地震の被害想定と対策について」より】
「コンクリートブロック1個の重さは約10kg。それが頭上に落ちてきたらひとたまりもありません。私なら、ブロック塀や大きな看板からは転がってでも距離を取るか、頭部を守ります。かばんがあれば頭上に掲げ、それもなければ手で頭を抱えます」(災害危機管理アドバイザー・和田隆昌さん)
商店街で買い物中に…
被災時の商店街では、窓ガラスや外壁、看板などが落下し、自動販売機などが転倒。さらに、歩道に車が突っ込んでくる可能性も。特に昭和に多く造られたアーケード商店街は設備が古いところが多く、警戒が必要だ。
「私なら、古い木造建物の店内にいたらすぐに外に出て、頭を守って身をかがめます。近くに築年数が浅い頑丈そうな建物があれば迷わず入ります」(高荷さん)
日頃から建物の新旧は確認しておこう。