「野菜を切っておくなどの下ごしらえや、真空調理にもご利用いただけます。お料理を真空パックにして冷凍しておけば自家製の冷凍食品が完成。食べたいときに袋ごと電子レンジや湯せんで温められてお手軽です。単身赴任中のご主人や親元を離れてひとり暮らしをしているお子さんに手作りの味を定期的に送っているかたも多いですね」(達城さん・以下同)
忙しい共働き家庭などにもおすすめだ。
「週末などに作り置きしておけば、平日は温めるだけで食事の支度ができるので、時短につながります。料理を毎日作るプレッシャーから解放され、精神的にラクになったというお声も多くいただきます」
ちなみに真空パックにできない食材はあるのだろうか。
「カビタイプのソフトチーズや、生のにんにくや玉ねぎなどガスを出す食材は不向き。それ以外のたとえばケーキやお寿司などのやわらかく潰れやすいものや、水分の多い料理はバッグではなく、付属の真空フレッシュボックスを使用すれば保存可能です(冷蔵庫の場合、1週間程度)。また、ボトルストッパーを使えば、ワインやオリーブオイルの酸化を防止してくれます」
ほかにも、酸化して黒く変色してしまうシルバーのアクセサリーや食器、災害時の備えとして湿気やすいろうそくやマッチの保存にも適している。さらには、身分証や通帳、権利証などの重要書類や、大切な写真を真空保存しておけば水害対策にもなる。オールマイティーに使える逸品だ。
取材・文/藤岡加奈子
※女性セブン2022年3月31日号