症状が進行していたり白内障を併発している場合は手術の難易度が上がり、施術がうまくいかずに失明に至ることもある。
また、早期治療が求められる厄介な病気だけに、手術に至る前の定期的な検査が重要になる。
「早期発見のために、目の奥をチェックする眼底検査を受けることは重要です。健診や人間ドックではこの検査をしないことが一般的なので、定期的に眼科を受診するべき」(平松医師)
眼科によっては、眼底を三次元解析し網膜の断面を観察できる「OCT検査」機器が設置されている。発症率が高まる50代以降は、年に1度の検査が推奨される。
※週刊ポスト2022年6月3日号