芸能

【5時間独占告白】TKO木本武宏、奈落への一歩は「FXトレーダー突然の失踪」、実は運用もせずデモ画面を見せていた【全4回の2回】

5時間以上にわたって“金銭トラブル”の真相を明かした木本

5時間以上にわたって“金銭トラブル”の真相を明かした木本

 連日、報道され続けているお笑い芸人TKOの木本武宏(51)の“金銭トラブル”。後輩芸人を巻き込み、被害総額は約7億円とも報じられているが、多くの疑問点も残ったままだ。今回、木本が女性セブンのインタビューに応じ、5時間以上にわたって騒動の真相を初めて語った。第1回では、関係者やファンに謝罪し、金銭トラブルで20代の自称FXトレーダーA氏と芸能関係者B氏に渡った総額が「6億円強」であることや、A氏との出会いのきっかけを明かした。木本が続けて、A氏との金銭のやりとりについて語る。【全4回の第2回。第1回から読む

 * * *
 歳の離れたA氏を木本は常に連れまわし、いつしか息子のように可愛がるようになっていた。

「トレードの現場を見せてもらい、絶妙なタイミングで売り買いするのを目の当たりにしてすごい才能があると思いました。A氏から『本格的にトレーダーとして頑張りたいから、会社を作りたい』と言われたのは2020年の初めごろのことです。Aから機材等の費用のために1000万円を貸してほしいと言われ、担保として会社の株を押さえた上で渡しました。

 これが僕のダメなところなんですけど、はじめにプロのトレーダーと紹介されていたので疑いもせず、彼に金融の資格があるかどうかの確認もしていませんでした。

 自分が実践向きでないことは分かりきっていたから、彼に託してみようと。それで『俺の分も運用してくれ』と言って別で100万円を預けたのですが、契約書も借用書も交わしてません。どうしようもなくバカなんですけど、それぐらい彼を息子のように思っていたし、信用しきっていたんです」

 地方から上京してきたばかりのA氏には拠点がなく、法人の住所として木本の事務所を貸した。

「イチから東京で部屋を借りるのは大変だし、とりあえずそこを使っていいよと。とにかく、早く近くに住んでほしいと考えていたんです。トレードしているところを24時間配信したいと言うので、『YouTubeの撮影もそこでやれば有名なトレーダーになれるやん』、『なりたいです!』って感じやったんです。

 ところが、いざ始めようとすると『すいません、他に住むところが見つかりました』と言い出して、法人として登記した僕の事務所は一度も使ってないんです。自由にやりたいんかなと思って『登記の住所だけはちゃんと移してな』と言ったんですけど『わかりました』と言ってズルズルとやらない。僕も、まぁいいかと放ったらかしにしてしまった。今考えれば、恐ろしいことですが」

 木本が出した1000万円は、毎月の利益から返済していく約束だった。

「返し終わったら会社の株を戻すからって話になってたんです。それは何回かに分けて返してきたから、株を元に戻してくれよと言ったんですけど、それもなかなか進まない。『はよしろよ』と言っているうちに、連絡がつかなくなったんです」

 A氏が法人を立ち上げたのは2020年2月。その年の11月までは順調だった……ように見えた。

関連記事

トピックス

前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
昨年ドラフト1位で広島に入団した常広羽也斗(時事通信)
《痛恨の青学卒業失敗》広島ドラ1・常広羽也斗「あと1単位で留年」今後シーズンは“野球専念”も単位修得は「秋以降に」
NEWSポストセブン
中日に移籍後、金髪にした中田翔(時事通信フォト)
中田翔、中日移籍で取り戻しつつある輝き 「常に紳士たれ」の巨人とは“水と油”だったか、立浪監督胴上げの条件は?
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
新たなスタートを切る大谷翔平(時事通信)
大谷翔平、好調キープで「水原事件」はすでに過去のものに? トラブルまでも“大谷のすごさ”を際立たせるための材料となりつつある現実
NEWSポストセブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト
映画『アンダンテ~稲の旋律~』の完成披露試写会に出席した秋本(写真は2009年。Aflo)
秋本奈緒美、15才年下夫と別居も「すごく仲よくやっています」 夫は「もうわざわざ一緒に住むことはないかも」
女性セブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン