以来、地方で行われたコンサートにも参戦。2010年には『FIRE BEAT』と『祈り』がdwango.jpから異例の配信となり、2011年1月期のドラマ『美咲ナンバーワン!!』(日本テレビ系)では、その『FIRE BEAT』の歌詞が変えられ、『No.1〜FIRE BEAT』としてオープニング曲に。

 会見のとき、主演の香里奈サン(38才)が北山宏光クンと藤ヶ谷太輔クンに対し、「(会場に)流れているね」と言ってくださり、デビューが近いことを確信したものです。もちろん、その日も“藤北”は『山田EYEモード』に出てくれています。

 果たしてデビューが発表された2011年2月12日も国立代々木競技場第一体育館にいました。記者の皆さんと「きっとデビュー発表があるね」と言い合っていたのにコンサート前の囲み会見はサラッと終わってしまい全員、拍子抜け……。

 なのでコンサート中、ステージ上に“茶封筒の天使”が舞い降り、北山クンが「よっしゃー」と言い、センターステージまでダッシュし、「CDデビューが決定〜!」と叫んだときには全身が震えるほど感動しました。終了後、仕切り直しで囲み会見が行われる前、廊下で数十秒だけメンバーと向き合う機会に恵まれたときは号泣でした。

 それからも、ずっと応援し続けました。デビューの年から私が出演している『ドデスカ!』(メ〜テレ)では、「メンバーに名古屋出身がいる」(千賀健永クン・31才)という理由で、何度独占インタビューをさせてもらったかわかりません。『濱キス』(テレビ朝日系)のロケが行われた栃木・宇都宮動物園まで名古屋からクルーと『女性セブン』のカメラを連れて行ったのはたぶん私だけだと思います。

 日本ガイシホールやナゴヤドーム(バンテリンドーム ナゴヤ)でコンサートが開催されるときには、番組と誌面向けに、特に千賀クンからのファンサービスがあったものです。

ソロ仕事を全員が持ち帰ることで頑強なグループに

 こうして一つひとつのエピソードを書き始めたら何行あっても足りないので、メンバーがこれまでどれほど努力をし、成長し、グループに還元してきたかを書かせていただきます。これは全員に言えることですが、デビュー前やデビュー初期の個々の印象が劇的に変わっているというのがキスマイの特徴であり強さです。

 現在、笑福亭鶴瓶サン(70才)とともに『A-Studio+』(TBS系)のMCを務めているのは藤ヶ谷クン。どちらかといえばクールだった彼が、ゲストの縁のかたがたに丁寧な取材をし、それが自分より年下だったり後輩だったりしてもリスペクトを忘れずに進行し、“べーさん”(鶴瓶サン)へのツッコミも決して忘れない。

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