「伝統と権威ある王室に嫁ぎ、離脱したことがメーガンさんのウリ。彼女は王室を商売道具にビジネスとして、ヘンリー王子は年内に回顧録という新たな暴露を準備しています。神秘性を保ちたいロイヤルファミリーにとっては恐怖しかないでしょう」(木村さん)
しかし、即位後、初めての演説でチャールズ国王は次男夫妻についてこう語った。
「海外で生活を築いているヘンリーとメーガンに対する愛も表明したい」
王族の団結に向けた呼びかけにも聞こえるが、多賀さんは「あれはメーガンさんに対する警告です」とバッサリ。
「彼女に対し、新国王が『愛』を語ったのは『もう王室批判をするな』という裏メッセージを伝えたかったからでしょう」
新たな火種がメーガンさんの子供たちの処遇だ。女王の死により王位継承順位は上からウイリアム皇太子、その3人の子が続き、5位がヘンリー王子、6位がヘンリー王子の長男・アーチー、7位が長女のリリベットとなった。メーガンさんとしては子供たちの王位継承順位が上がり、「プリンス」「プリンセス」の称号を得ることは、王室を離脱したヘンリー家のブランディングに大きな意味を持つ。
一方で英王室には「秘策」があるという。
「いまの英国で君主制存続が支持されないのは、王室にお金がかかりすぎるからです。そこで英国王室では経費削減を名目に上級王族を王位継承順位の4位までにするという案がささやかれています。すると、ヘンリー王子の子供の称号は有名無実になります。それを恐れたメーガンさんがおとなしくなるか、逆上するかはわかりませんが……そのことに対する恐れがヘンリー王子とウイリアム皇太子の確執の根源にあるので心配です」(木村さん)
他方で、メーガンさんと微妙な距離を保つのがキャサリン妃だ。
「キャサリン妃はメーガンさんと一言でも話すと、その内容が翌日の新聞の見出しになって大騒ぎになることは理解している。王室の未来を第一に考える皇太子妃とすれば、今後もあまりメーガンさんとは会話しないはずです」(木村さん)
“女たちの闘い”をエリザベス女王はどのように見ているのだろうか。
※女性セブン2022年9月29日・10月6日号